第6話 バズったおかげで学校大騒ぎ⁉︎

 バズったのが土曜でよかったのか、広がる隙を見せたからよくなかったのか、学校について息をつく暇も無く人に囲まれていた、ちなみに学校では猫耳と尻尾は隠している、なんかこれ耳ぺたんとすると上手い具合に隠れるんだよね、尻尾は服に隠してる、正直ごわごわして気持ち悪いが、これはもう慣れた


「珠莉ちゃん!配信者やってるなんて知らなかった!凄いじゃん!」

「だから最近あんま遊べなかったのかーしゃーないなそれは」

「珠莉ちゃん!猫耳見せて!」

「もしよかったら今度イトちゃんと会わせてよ!」

「あは、あははははま、また今度ねぇ〜」


 もう疲れた〜やっぱ対面で話すと疲れる〜助けてー百合ちゃーん


「推しの心の救援要請を聞きつけ参りしました!」

「ごめんやっぱ助けなくていいかも」

「え?なんでですか?どこが良くなかったんですか?直しますから!捨てないで下さい!」

「捨てないから落ち着いて、はぁ疲れた……」


 まだこの子達と喋ってた方が疲れないわ、ほんとに百合といるとえげつないくらい疲れるんだから……まぁ彼女は私を好いてくれてるから悪い気はしないけども


「シュリちゃんがデレたー」

「デレてないわぁ!」

「うっそだぁ今いつもイトと遊んでる時の様な雰囲気してたもん」

「んなわけあるかぁ!」


【愛甘珠莉さん至急職員室に来る様に】


「えぇ⁉︎この学校配信とか禁止だっけ?いや百合が許されてるからそんなことないはず……え?なになに⁉︎怖いんですけど」

「まぁ行って来なよ、行かないとなんもわかんないよ」

「そうだけどぉ百合一緒に来てよ」

「くっ推しからのお願い……乗りたい提案だけども……残念ながらこの後私クラス違うしHRあるので……ごめんなさい、遅刻したくないので」

「じゃあしゃーないか……はぁ行って来まーす」


 重い足取りの前3階の教室から一階にある職員室に向かう……行きたくねぇ〜なんで職員室行くのってこんな憂鬱な気分になるんだろ


「やあ珠莉、ちゃんと来てくれたようで安心したよ」

「おはようございます藤森先生なんのようですか?少女誘拐ですか?自分で言ってて悲しくなりますけど、私は少女ってより幼女ですよ、あと少女または幼女誘拐は犯罪ですよ、警察に通報しときましょうか?」

「それは冗談抜きでやばいから、やめてくれあと私はロリコンじゃない」

「初耳です、先生ロリコンだと思ってました。んで本題はなんですか?」

「ほんとに私はロリコンじゃないんだが……んで本題だったな、それはな校内で猫耳と尻尾を出してもいいと許可がでたぞ、良かったな合法的に制服改造出来るぞ」

「あぁそのことですか……ってえぇ⁉私申請とか何もしてませんよ⁉てかそのまま卒業までいるつもりだったんですけど!正直ゴワゴワしてて気持ち悪るかったり、耳ぺたんとしたまま維持するの大変だったので助かります!」

「あぁそれはバズったおかげで校長と理事長が許可をだしたんだよよかったな。なんともバズってからお前の配信を見たらしくてなぁ、ハマったと言ってたぞー」

「絶妙に喜びずらい……」

「安心しろ、私もちゃんと見たぞ」

「……もう家帰っていいですか?ちょっとダンジョン探索して現実逃避してきます」

「うーんまぁお前そこまで中間の成績悪くなかったしいいか、たまには思う存分サボってこい」

「いやそれは教師としてどうなんですか……」


 —————————————————————————————————


「ってことで私今日サボるからよろ」


 HRが終わってすぐ(先生としゃべってる間にほとんど終わっていた)私は百合にそう伝えて帰ることにした、もうすでに荷物のかたずけは終わってる


「じゃあ私もサボりますかね、一緒にダンジョン行きましょ」

「いや今日は一人がいいかな、いや正直ずっと一人でもいいけど」

「悲しいこと言わないでくださいよー」

「まぁ配信しないって言ったけどやるから許して、まぁ告知なしで始めるけど」

「じゃあ私もサボりますね、学校で」

「サボんなよ」

「特大ブーメラン刺さってますけど」

「まぁまぁまぁいいだろそんくらい、ってことで百合、行ってくるねー」

「いってらっしゃーい」


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 #29 配信しないといったなあれは嘘だ!ってことでゲリラ配信します #新人ダンジョン探索者#猫耳系配信者#シュリの狩場#サボりの場 同時接続者 4375人


「はじまりまった!思った10倍くらい同接いるんだけど、私告知してないよね?」


 "まぁ通知オンにしてるし"

 "まぁ非常食なら当然だよね"

 "まぁシュリちゃんとイトのためなら仕事とかサボるよね"

 "#サボりの場ってwいやワイもサボってるんだけどw"

 "てかシュリちゃん今日学校じゃないの?月曜からサボり?"


私が言っちゃいけないけどコイツらなにサボってんの?普通にサボんなよ、てか感のいい奴がいるし


「ほう感のいい非常食がいるな、面白い貴様を食べるのは最後にしてやろう」


 "せっかくなら最初に食べてもらいたんですけど"

 "www"

 "最後は嫌なんかw"

 "これは草"


「まぁそれはそれとして私今日学校サボったんだよね、チョット校長と理事長が私の配信見たって言う現実から目を晒したくて……あと担任とか学年主任とか……多分学校の7、8割があのバズのせい?おかげ?で私の配信みてるんだよね……チュライ」


 "つらい"

 "想像しただけで死ねる"

 "ふっ俺なら発狂して爆散してるな"

 "そらサボりたくなるわ"

 "@Hanazno Yuru ちなみに生徒同士の会話もほぼ9割型シュリちゃんの話題ですよー"

 "話題の中心とかマジで死ねるやつやん"

 "百合ちゃんおるwお前学校ちゃうんかw"


「百合……今授業中だよな?なんでスマホ触ってんの?あとそれはそれとしてちょうど良かったからモデレーターに設定しとくね」


 "@Hanazno Yuru 触ってるよ、でも先生から許可得てるから、てかなんなら今私以外は電子黒板で配信見てるよ"

 "想像したらなんか草"

 "シュリちゃん発狂不可避キタコレ"

 "@Hanazno Yuru ちなみに音の重なり的に多分これ他クラスでも見てる"

 "シュリ!学校サボんな!"

 "今日の授業期末試験の試験範囲だすけど来なくていいんだな?"

 "みんなで見てるよー"

 "絶対生徒か先生おって草"


「なんで学校総出で私の配信見てんの?まじで、てか百合の時そんな事なかったらよね?バズったの私より断然早かったけども」


 "@Hanazno Yuru あれは私が学校側に配信見んなって圧かけながら言ったからね、まぁそれと私の場合バズったってよりこいつランクアップ早くね?もしかしてこいつ凄い?って感じて増えてきただけだし"

 "まぁ当時話題になってなかったよね(掲示板とダンジョン省、あとギルドには目を背ける物とする)"

 "普通にこの歳でBランクまで行ったのバグと思うよ"

 "普通に考えて百合ちゃんもバグなんだよなぁ"

 "百合ちゃんは百合ちゃんで雑誌に名前載るレベルだから"


「てか終わった……なんで学校で私の配信見てるの?……まじでどうしてくれんの?こんな事なら百合助けなければ良かった……」


 "@Hanazno Yuru 流石に酷くない!?"

 "草"

 "www"

 "こ れ は ひ ど いw"


「まぁいいや……はい今日も引き続き『ニヴルヘイム』の探索していきます」


 はぁ疲れた……最初の挨拶だけでこんな疲れたの初めてだわ……まぁモンスター狩ればいいストレス発散になるでしょ


 —————————————————————————————————


 ~読んでいただきありがとうございます。

 感想や、改善点、たくさん待っています。☆と♡ぜひ付けていただけると嬉しいです。ついでに現在同時執筆中の別シリーズも見て下さると嬉しいです~


 あとがき


 日常回?なんだそれ?美味しいのか?ごめんなさい、バズについては触れたので許してください……あと投稿がかなり遅れました、ごめんなさい、ちょっと百合コンテストの方が緊急で……ぜひ良ければURL貼っておくので読んで下さい、あとこの作品は文字数足りなさすぎて無理そうなんで今回百合コンテストには参加しません、まぁそんなこんなでこれからもこの作品をよろしくお願いします


追記

URL貼るの完全に忘れてました投稿してから10時間くらい経ってますが貼っときます


『何でこれでまだ付き合って無いんだよ!』ってツッコミたくなる百合

↓↓↓↓↓


https://kakuyomu.jp/works/16818093086180898124/episodes/16818093088194608090

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