混ぜご飯
白米は好きだが、何かしら混ぜてあるご飯はもっと好き。以前、母親に簡単で美味しい混ぜご飯の作り方を教えてもらった。用意するのは白米、梅干し、塩昆布。これを混ぜるだけだ。母親は梅干しは種をとってそのまま入れていたが、私はより混ぜやすいように刻んで入れた。贅沢に、二つ。塩昆布は好きなだけ。入れすぎると塩辛くなってしまう。
初めてこの塩昆布梅干し混ぜご飯を食べた時、身体中に電流が走ったような感覚になった。二つの具材の旨みがご飯と混ざり、波のように押し寄せてくる。健康のために早食いはなるべく控えているが、この時ばかりはすぐにペロリと平らげてしまった。
それから定期的にこの混ぜご飯を作っている。ある日、買い物の中で乾燥わかめの混ぜご飯の素を買った。もしかして、このワカメご飯の素にも梅干しが合うのでは……?とふと思い、試してみることにした。
結果は大成功。素の塩気と梅干しの酸味を温かいご飯が包み込み、わかめの食感がアクセントになってとても美味しい。混ぜご飯のレパートリーが増えて嬉しかった。
ご飯ものの一話完結小説を書いているが、いずれこの混ぜご飯の話も書きたい。この混ぜご飯のおいしさを、皆にも共有したい思いでいっぱいだ。そういった日常の中の小さな幸せに毎日救われている。
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