第壹章   霞童子悲恋譚④古代の比類神子

 はるかは、【淡海おうみ】の【真若王まわかおう】に覚えがあった。


 遙「【真若王】って………もしかして、【鳥人とりびと族】の【翼】を引き千切った鬼畜クソゲス野郎じゃないのか?」


【美しい翼】が自慢の【鳥人族】の【翼】を千切る行為は、確かに『鬼畜』だが『クソとゲス』は言い過ぎではないだろうか。


 はじめは、お前は話の先回りをしやがって、と遙の言ったことは実際にあったようである。


 癸「【真若王】って………【古事記】に名前しか出てこない人だったから、地味な人かと思ってたけど………『残虐非道な鬼畜男』だったんだねえ」


 洸「みずのと祖父様………【真若王】の人柄が悪化してる」


 名前だけの『空気男』からかなりヒドイ扱いになっていることをあきらは指摘した。


 燎「いや………この後の話を聞けば、義父上の『残虐非道な鬼畜男』はまだ序の口だと考えが変わる」


 燎の【前世】の【海の民の王・大海主之王おおみのみこと】は【海】が【支配圏】なので海辺や川辺の多い【淡海】の出来事は全て耳に入ってくる。【鳥人族】は【山の民】だが【海の民の王】の【支配圏】で生活している場合は、【隣人の民】の扱いで有事の際には【海の民の王】【山の民の王】の両方に情報が入る。


 遙「俺が見たのは、女より綺麗な男の【鳥人とりびと族】の【片翼】を【真若王】が引き千切った所だった」


【前世】の話なので正確には遙ではなく【楊戩ヤンジン】なのだが。


 癸「女の人より綺麗なんだ!」


 並みの女性の100倍は美形と言われるみずのとは感心するが、一同は貴方に言われてもと言いたげな表情になる。


 しかし【鳥人族】では間違いなく【稀少レア】な男性だが、それが女性が太刀打ちできないような美形ともなると更に【稀少性】が増す。将成まさなりは、【翼】を千切った理由は逃げられないようにする為というより、その美しい【翼】に価値を見出したのではないかと考える。


 はじめは、将成の考えがわかったのだろう。【ヘッド】の考えている通りだと言った。


 朔「侵略戦の場合、ひとり残らず殲滅した場合は領土も財宝も総取りだが、【佐保一族】のように捕らえて【奴婢ぬひ】に堕とした場合は………」


 将成「食い扶持が増えるな。目的が『夜のお供』なら【邑の衆】たちと同じように食事は与えていたはずだ」


 朔の言葉の続きを将成が継いだ。朔は、その通りと肯定した。


 燎「食い物だけじゃないぞ。衣服や装飾品なんかも与えて着飾らせていた」


【古代版・花魁おいらん】といった感じだ、と燎は言った。


 洸「【女郎】や【蔭間かげま】の扱いか………【淡海おうみ】は交易が盛んな地域だったな」


 取り引き相手に『オトナの接待』もさせていたのだろうな、と洸は【僧侶】なのに俗っぽいことをよくわかっている。


 朔「【まほろば鳥】の【羽】は漆黒だが、の光加減で七色に輝く。そして、月明かりの下では白銀色に見える。【まほろば鳥】が、【大和時代】ので絶滅していなければ、【大鳥おおとり王】も【さぎ姫】も【官位】を賜わることはなかったかもしれないな」


鳥人とりびと族】の中で群を抜いて美しい【一族】だったので、その【羽】で作る細工物や、反物は莫大な益を生んだに違いない、と朔は言った。   


 朔は、遙に【楊戩ヤンジン】が見た【男】の【まほろば鳥】は【片翼】だったかと訊いた。


 遙「引きちぎられたんだから【片翼】だろ


 朔「俺は、最初から【片翼】しかなかったかと聞いているんだ」


 朔は、その【まほろば鳥】は【片翼】しかない【翼】を引き千切られたかと聞いている。


 遙「【片翼】しかなかった!………ひとつしかないのに、それ千切ったら失くなるだろと思って【仙術】で【真若王】は【琵琶湖】までふっとばして、【まほろば鳥】には【甘露酒】を飲ませて【翼】を復活させたが………片方しか戻らなかった」


 あれは、元々【片翼】だったからなのかと遙は言った。


 満「【琵琶湖】に沈めたんか。やるな!」


 画面にはグッジョブと『イイねポーズ』のみちるが映っている。


 燎「【淡海おうみ(琵琶湖の別称)】に【人間】がダイビングして来たことがあったが………あれは【ジン】の仕業だったのか」


 当時はダイビングとは言わなかっただろうが、海に潜る行為は割と行われていたが今でいう【シュノーケリング】だろう。


 遙「フッフッフッ………しばらく浮いて来れないように衣装の重さを10倍にしてやった」


 遙はドヤったが、あいつらの衣装はほぼ半裸だったからあまり効果は期待できないがな、と言った。


 燎は、【漁】や【稲作】の【集落】だったから男は半裸で女は上下セパレートのヘソ出しスタイルが基本の結構攻めた感じのファッションスタイルだったと言う。


 燎「【海軍】があったからな………【兵】の男は皆、体に入墨を彫っていてそれを見せびらかす為に上は裸だった」


 つまり、【入墨】のある男は【海軍】ということだ。


 洸「アレだな………『見ろよ俺のトゥウェルブパック、スゲェだろ』的な腹筋自慢のマウントバトルだな」


 脳筋爆ぜろ、と洸は敵意を込める。


 燎は、そういや腹筋で競い合いをしていたな、と言った。当時は【人間】は腹が幾つ割れているかで競い合ってバカかと思っていたが【転生戦士】となって【人間】を【宿体】に生まれ変わった今なら、女性は男性の体の腹筋に興味が引かれる傾向が多いからだと理解できる。


 桂「まあ………【漁師】とか【田植え】とかでガチムチ野郎の集落だったに違いないから、マウントバトルも盛り上がっただろうな」


 水辺の集落だというのに暑苦しいな、とかつらはムサい集団を想像してゲンナリした。


 朔「【楊戩ヤンジン(遙)】が手当てしてくれた【まほろば鳥】は………真王まおだな」


 容姿といい【片翼】の特徴から間違いない、と朔は確信した。


 燎「【比類神子ひるこ】の男か!」


【比類神子】のワードにみずのとが食いついた。


 癸「【古代】にひのとと同類の者がいたのかね」


 それに対し、燎が自分は丁様の状況を詳しく知らないが【古代】の【比類神子】真王のことならよく知っていると言って、真王の状態を話した。


 燎「【めしいた両目】におそらく【ろう唖】だったかと………会話をしているのを聞いたことはありませんが彼の妹とは【念話】で会話していたようでした」


 後は何かあったかと考えながら朔を見る。【山の民】なんだからお前のほうがわかるだろ、と燎は視線で訴えた。


 朔「足が不自由だったな………杖をついて歩行はできたが、主に真秀まほ………真王の妹の介助で支えてもらいながら歩いていた」


 言いながら、朔は丁様とほぼ同じかと言った。


 癸は、丁も杖をついたり何かに掴まりながらなら歩けるよ、と言った。


 将成「丁様は、杖を使えば歩けるのですか!」


 いつもお姫様抱っこされているので、将成は歩けないと思っていた。


 癸「丁は体重軽いからねえ………抱えて運ぶほうが早いだろう」


 そういう理由でしたか、と将成は頷いたが常に抱えて運ばれていては、本当に歩けなくなるのではないだろうかと考える。その考えを見透かしたように癸は、勘違いさせる意味も含んでいると言った。


 癸「丁が杖を使えば歩けるとわかると、欲の皮の突っ張った【上位国民】たちは丁の脚を斬り落とすかもしれないねえ」


 丁と恋人を引き離した連中だ【殺害】以外なら何でもやる、と癸は不信感の塊になっている。


 癸「恋人を奪われ、自由を奪われ………からまだ何か搾取する気なのかねえ………」


『唯一の【夢見】』は、宝物のように護られているが人並の幸せと自由が無い。癸は、丁は【日本】に捕虜にされているのだと言う。


 満が、ちょっとエエかなと朔に聞きたいことがあると言った。


 朔は何だ、と画面の満を見る。


 満「お前、さっき『まほ』て言うたな」


 なんだ【真王】の妹に話を戻すのか、と朔は【真秀】は【比類神子】ではないと言った。


 満「そんなことやあらへん!」


 朔「【比類神子】をそんなことって………」


 満「『【神】の寵愛を受けし者』が【比類神子】や言うけど………カレシ作ったら別れさせられ、兄弟の面会は盗聴と盗撮されプライバシーどこいった!な環境の御人がホンマに【寵愛】受けとるんかアヤシイもんや!」


 俺から見たら【不幸】を押し付けられてるようにしか見えん、と満は誰憚ることなく言い切った。


 満「俺が聞きたいんは、『まほ』いう娘のことや!………実はな俺の所の【漂泊の者】に真秀まほゆう名前の【古族】がおる」


 満は真秀は【翼】はないけど、元は【鳥人とりびと族】やったそうや、と続けた。


 満「【翼】は自分の手で斬り落としたらしいわ」


 燎「随分と気合いの入った娘だな」


 燎は、【鳥人族】にとって【翼】は【生命いのち】同然だ自ら斬り落とす行為は【切腹】に等しいと言った。


 満「【翼】を斬り落とすって………そんなハードボイルドなんか!」


 朔「同一人物だ」


 満の驚きの声の後に朔は答えた。


 満「すごい記憶力やな………該当者がすぐにわかるなんて」


 満は感心するが朔は、記憶力説を否定する。


 朔「自ら【翼】を斬り落とした【鳥人族】の娘は、ひとりしかいない!【まほろば鳥の一族】の真秀………【山の民の王・闇嶽之王くらみたけのみこと】の【異母妹・御景見戸売おんかげみとめ】の娘だ」


【漂流】できたのかと朔は言った。


 朔「エラいことが判明した………【ヘッド】、【まほろば鳥】の最後の生き残りが【現代】にいるということだ」


 将成「あからさまに保護したら露見する可能性が高い!」


 朔「いっそ、宣伝キャラクターに使ったらどうだ?『自然保護』を推進する的な方向性で………」


【まほろば鳥】は、【清浄な環境】を好むと朔は言った。


 満「敢えて前面へ押し出すっちゅうことやな!女の子やし………【まほろば鳥】の繁殖とかワンチャンあるんとちゃうか?」


 満は、あったらいいな感覚で軽く言ったのだが、朔は真秀の【現代】の年齢を聞いた。


 満「18才や………もう4年経ったんやな」


 どうやら【漂流】して来たのは4年前らしい。


 朔「なら、子作り可能だな。【花婿】は、【狭穂彦】だ」


 本当にワンチャン見えて来た、と朔は言った。


 将成「待て!【花婿】がもう判っているのか!」


 満「俺が発見した時、3人一緒やった。少年が2人と少女が1人………しかも、目ぇ覚ました時に少年の片方が自分は【狭穂姫】で【過去の世界】では女の子やぁ言うた」


 満は、【漂流】の【時空】超えで年齢が若返っていたり進んでいたりはよくあるが性別が変わっているのは『レアケース』なので報告した、と将成に言った。


 将成「それは覚えている。俺は女の子が【狭穂姫】だと思っていた」


 報告書に【狭穂彦王】【狭穂姫】の名前があり、満の推測で【狭穂彦王の叛乱】で焼身自害の時に【漂流】したのではないかと備考欄の記入があった。大抵が死に際に【漂流】することが多いので、満の推測は概ね合っているだろうと将成も同意見だった。唯一抜けていた部分は、誰が【狭穂彦王】で誰が【狭穂姫】かということだ。


 将成「【漂泊の者】は、【現世こちら】に【漂流】して来た時は、名前を変えてしまうから【過去の世界】の名前はスルーしているな」


【歴史書】で【英雄】扱いされている者もいるのだが、【過去】を捨てるようにアッサリ名前を捨てて改名しているので、ほぼ無関心だ。


 桂「絶滅したはずの【まほろば鳥の一族】の生き残りが【現世】に【漂流】していて、それが【メス】でしかも【花婿】同伴で流れ着いたとは………これは繁殖をススメているに違いない」


 俺が安全かつ確実に【種族】を増やす手伝いをするから、預けろと桂は満に言った。


 満「アカン!桂………お前、絶対に【ヒナ】の量産実験企んどるやろ!」


 満は、【前世】では同じ【崑崙十二仙】だったので桂の【科学者】としての有能さは解っている。彼に任せれば確実に【種付け】は成功するだろうが、桂の知的好奇心が若い男女の体を実験という名で蹂躙するのが目に見えている。


 癸「私が【種付け】の手伝いをしようか?【甲賀忍法】には、確実に【懐妊】させる【秘技】があるよ」


【排卵日】を無視して欲しい数を指定できるよ、と癸は言った。非常に都合よく便利な気がする。


 朔は、ここは【甲賀総帥】の【知識】と【経験】に頼ろうかなと考えた。


 癸「まり(癸の嫁)が百合子りりこを懐妊して以来だから………使うのは久々だけどね。大丈夫、【甲賀】の得意分野だから」


 燎「失礼ながら………義父上、それは何十年前のことでしょうか?」


 燎は妻の百合子の年齢を逆算する。


 癸「君は私が失敗すると………そう言いたいのかね」


 相変わらず燎への言葉が手厳しい。


 遙「それなら俺がやる。俺もみやこ(遙の嫁)に【吸い壺】と【水衣みずごろも】を使った。俺のほうが最近」


 遙が口にしたのは【閨房術】の前者が女性にかける【忍法】で『【卵子】へ誘導する術』で、後者が男性にかける【忍法】で『【精子】を透明な膜でコーティングする術』である。男性に施した【術】が目的ポイントまで保護して女性に仕込んだ【術】の誘導でピンポイントで命中させる。同時に使うことで相乗効果を発揮する【忍法】であった。


 将成は、聞いてはイケナイことを聞いた気がして頬が引きつる。


 朔「俺がやる。真秀まほは、【前世】では俺の姪だった。【山の民の王】としても俺の【外界けがいの民】の【種の存続】は責任があるからな。【日子坐ひこいます】の時は【八岐やまた】に出し抜かれたが、今回はまだ【八岐】は真秀の影すら掴んでいない」


 洸「なあ………種付け話で話が逸れたが、真王とやらはどうなった?」


【漂流】してなさそうだな、とあきらは満が発見したのは3人という所から【漂泊の者】の中に真王はいない、と考える。


 燎が、洸言い方と嗜めるがスルーされる。


 朔「真王は………死んだ。【景比売かげひめ】と共に殺された。あれは【八岐】が殺したも同然だ」


 この時点で【八岐】が欲するものが手に入らないと壊してしまう【アイデンティティ】は確立していたのだろう、と朔は言った。


 朔「【蛇】の【古族】は年齢の進み具合が特殊なんだ。7年でひとつ年齢が上がる」


 つまり、生後7年後で1才、更にそこから7年後に2才ということだ。


 将成「この時の【八岐大蛇】が5〜6才と言っていたな………通常の年齢のとり方をしていたら30半ば〜40過ぎ………思慮分別のある年代じゃないか」


 いわゆる『体は子ども、頭脳は大人』である。

 

 7年で1才には、燎が【竜】も同じだと言った。更に【前世】は【竜王】親子だったなつめと洸も【中国】の【竜種】も右に同じと言った。


 癸「【蛇系】と【竜種】は7年毎なんだ………【転生戦士】になるとその法則はなくなるのかね?」


 癸は、燎と棗を見る。ふたりとも【超越の者】に【覚醒】しているので、見た目はもう変わらないだろうが【7年毎ルール】が気になる。


 棗「【人間界】では私たち【古代中国グループ】はそのルールを失効してますね。しかし【天界】へ行けばルールが復活します」


【転生戦士】は、元は【崑崙山】でのストライキで【人間界】へ【転生】した【古代中国グループ】と、【平安時代】に【転生】した【玉鼎真人ぎょくていしんじん(安倍晴明)】、【楊戩ヤンジン(安倍泰親やすちか)】の【回生術】を受けた【山の民の王】、【海の民の王】、【源頼光】率いる【四天王】の【妖魔スレイヤーグループ】と【現世】で梓(太上老君)、昴(伏羲ふっき)の【回生術】を受けた【医療・科学者グループ】のカテゴリーに分かれる。 


 燎「今は【人間】ですから………自分はルール適用外です」


【宿体】は【人間】で【精神】が【人外】の【海の民の王】というアンバランスな状態だが、【回生術】は【屍解仙しかいせん】という【仙人】にして補正を施してくれている。


 朔も勿論、燎と同じだった。


 そのやりとりの最中、遙から朔へ声が届いた。【風遁・風の便り】────────────指定した対象に声を届ける【忍法】だ。


 遙 “お前にだけ伝える………。気づかれないようにしろ。”


 朔 “わかった”


 遙 “丁様は………おそらく【転身者】だ。【まほろば鳥】の話を聞いて確信した。”


 朔 “【翼】があるのか?”


 丁は【国宝級】の超重要人物なので、親族ですら気軽に会えない。故に朔は丁に目通りしたことがない。


 遙 “『白銀色の片翼』………伝承の【まほろば鳥】の【羽】は漆黒とされていたから【チャクラ】が【翼】を形作っているものと思っていたが………【比類神子ひるこ】の存在は【神】と【人間】が近い時代だったからこそではないのか?”


 遙は正直、信仰心の希薄になった【現世】で何億光年も離れた位置にいる【神】が【人間】を寵愛することがあるのか疑問視していた。


 朔 “なるほど………【神】が身近な時代に寵愛を受けた者が生まれ変わった………と考えるのが自然だな。………片翼だけということは、真王だな”


めしい】【ろう唖】と全て共通している。そして朔は決定的なことに気づいた。


 朔 “既に【覚醒】済みだな………【夢見】による【預言】は真王だけの【固有能力】だ”


 遙 “お前、【王】だろ。なら会ったらわかるか?” 


 朔 “わかる。【転身者】なら記憶の有無に関わらずな。もっとも、【山の民】に限定されるが………”


 朔は【王の権利】でわかると答えた。


 遙 “丁様の【夢見】に入る時、連れて行く”


 そう言って、『内緒ばなし』は終わった。遙の『【夢見】に入れる能力』を隠す為に、【忍法】で会話してきたようだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る