2024年5月

これまでもこれからも行くことのないファミマが窓の外を流れる


幽霊のような気持ちで後輩が仕切る部活を遠く眺める


どこかしらねじれた日々は辿ってるうちにいつかは表に行ける


校庭で別の時間を生きている一年生が模試を邪魔する


人生は急がば回れ回ってるうちに終わってしまえ人生


こどもには体育館の天井のボールみたいなはがゆさがある


人知れず冷やし中華と引き換えに終わったものもあるのだろうさ

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