このエピソードを読む
2025年9月4日 10:05
拝読しました。大変おもしろかったです!「永き刻に朽ちかけたわたくしの肉体」と書いてあったのに、結局自分の先入観ありきで読んでいたようです。初読では特にひっかからずに読み進めてしまいました。格式ばった語り口で結果だけを淡々と話す文体は、小気味よくてクセになりそうです。いかにも従順な従僕ぽい話しぶりにすっかり騙されてしまいました。最後まで読むと、「わたくしのご主人様は、ヴァンパイアでございます。」というタイトル及び一行目の文章が、刺さりますね。何のウソも語っていないけれど、では真実かというと……な塩梅が良いです。すばらしい逆転の吸血鬼譚をありがとうございました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!また、レビューもありがとうございます。「永き刻に朽ちかけた~」のくだり、気づいていただけてうれしいです。そうなんです、実は最初からちょっとだけ匂わせてたつもりだったんですが、するっと読み進めてもらえたことで、逆転が効いたのかなと思います。文体についても、クセがあるので不安だったんですが、「小気味よい」と言ってもらえてホッとしました。淡々と従順に語るからこそ、最後の逆転が刺さってくれたらいいなと思っていたので、まさに狙い通りに受け取っていただけて感激です。丁寧に読んでくださってありがとうございました!
2025年7月29日 20:47
コメント失礼します。誤謬のないタイトル。抑制の効いた単調に見える記述。それは読み進めるうち、前半と後半とでは、まったく異なる物語の構造を見せてくれました。あれは遊戯か被虐趣味か。はたまた生存戦略なのでしょうか。技巧溢れる短編です。とても楽しめました。
ご感想とレビューありがとうございます。作者が意識した点を的確に突いていだけて、感激しました。同じ文が違う意味を持つ技巧は一度やってみたかったところです。生存戦略として書いていますが、ほかの解釈もできますね。語り手はほとんど感情を見せませんが、裏で楽しんでいるのかもしれません。改めてご感想ありがとうございました。
拝読しました。
大変おもしろかったです!
「永き刻に朽ちかけたわたくしの肉体」と書いてあったのに、結局自分の先入観ありきで読んでいたようです。初読では特にひっかからずに読み進めてしまいました。
格式ばった語り口で結果だけを淡々と話す文体は、小気味よくてクセになりそうです。いかにも従順な従僕ぽい話しぶりにすっかり騙されてしまいました。
最後まで読むと、「わたくしのご主人様は、ヴァンパイアでございます。」というタイトル及び一行目の文章が、刺さりますね。何のウソも語っていないけれど、では真実かというと……な塩梅が良いです。
すばらしい逆転の吸血鬼譚をありがとうございました。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます!
また、レビューもありがとうございます。
「永き刻に朽ちかけた~」のくだり、気づいていただけてうれしいです。
そうなんです、実は最初からちょっとだけ匂わせてたつもりだったんですが、するっと読み進めてもらえたことで、逆転が効いたのかなと思います。
文体についても、クセがあるので不安だったんですが、「小気味よい」と言ってもらえてホッとしました。
淡々と従順に語るからこそ、最後の逆転が刺さってくれたらいいなと思っていたので、まさに狙い通りに受け取っていただけて感激です。
丁寧に読んでくださってありがとうございました!