阿号俯瞰

@tateba_factory

隣に住む年下幼なじみが突然訪ねてきた理由

(玄関チャイム音)


幼なじみ: 「……ねぇ、いる? こんな時間に来てごめん。でも……どうしても君に会いたくなっちゃって……。」


(ドアが開く音)


幼なじみ: 「あ、開けてくれた……よかったぁ……。」


(少し笑って)


幼なじみ: 「……びっくりしたよね? いきなり来るなんて普通ありえないもんね。でもどうしても君の顔が見たくて……。」


(少し沈黙)


幼なじみ: 「あのさ……迷惑じゃない? ほんとに? 寝る前だったら悪いなって思って……」


(君の反応を聞いて安堵するように)


幼なじみ: 「そっか……。ならよかった……ありがと。」


(部屋に入る音)


幼なじみ: 「ふわぁ……あったかい……君の部屋ってなんか落ち着くよね。うちよりずっと居心地いいっていうか……なんでだろ。」


(クッションに座る音)


幼なじみ: 「あのね……実はさ、ちょっと嫌なことがあったんだ。会社でちょっと上手くいかなくて……。大したことじゃないんだけど、なんか今日はずっと胸がモヤモヤしててさ。」


(少しためらいながら)


幼なじみ: 「それで……気づいたら君のところに来ちゃってた。君と話したら楽になれるかなって思って……。」


(少し照れた声で)


幼なじみ: 「……ほんと私って甘えてばっかりだよね。でもさ、君にはどうしても頼りたくなっちゃうんだよ。なんでだろ……。」


(不安そうな声)


幼なじみ: 「……嫌? こんな私が隣に住んでるの、迷惑じゃない?」


(君の反応を聞いて、少し笑いながら)


幼なじみ: 「……優しいんだね。だから余計好きになっちゃうんだよ、君のこと……。」


(ハッとして)


幼なじみ: 「あっ、今のは聞かなかったことにして! 何でもないからっ! 忘れて!」


(必死にごまかそうとする)


幼なじみ: 「ほ、ほら! もうちょっと話そうよ! 私、今日は特別に面白い話用意してきたんだから!」


(少し間を空けて)


幼なじみ: 「……うそ、そんなの用意してない。ほんとはただ……君ともっと一緒にいたいだけ。」


(甘えるように)


幼なじみ: 「ねぇ、もう少しだけここにいてもいい? 君の隣、ほんとに落ち着くから……もう帰りたくないかも。」


(少し悪戯っぽく)


幼なじみ: 「……あ、もしかして困った? えへへ、冗談だよ。でも、君がいなくなるのは嫌だな……ずっと隣にいてよ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る