第4話

「Buonasera」


Buonasera


「久しぶりだね、びっくりした、

まさかイタリアにいるなんて」


私こそ思わなかった、びっくり。

相変わらず素敵ね。


「そんな、照れるよ、君だって綺麗だ」


うふ、そんな、またまた。

口が過ぎるんだから。


「僕は嘘はつかないさ、あ、君。

もうボトルを入れたんだね」


あなたが来るって特別でしょ、

私は待たずに開けちゃったけど。


「別に構わないさ!

僕たち、付き合っていた頃が懐かしいね」


そうね!あなた、今はどうしてるの?


「僕は結婚してないよ、君こそ、どうだい?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る