第22話

「まぁ やりづらいだろうね


女子社員から雑用係にされて

それでも文句言わずに

よくやってると思うよ…」


「仕事は出来るんだよな?

なんで雑用係?」


「経理処理って事だけで見たら

女子社員達のが仕事早いからね

忙しい時なんかは

俺も経理処理は手一杯で

余裕無いから小林に仕事を

割り振ってやれないんだよ


仮に割り振っても

それを確認してやれない…


俺と西脇が割り振れるのは

システム関連だけだからなぁ」


「ふぅん…それで号泣した

小林を抱きしめて慰めたの?」


「抱き締めては無い

胸貸してやって…

まぁ 頭は撫でてやったかも…」


「本当 優真の優しさは罪だよ」

「なんでだよ…ほっとけないだろ?」


「まぁ…ね でも

優真も小林の気持ちに

気付いて無い訳じゃないんだろ?」

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