金縛りを体験したことあります?

@Tanishisan

第1話 金縛り

えっと…皆さんこんにちは!

こちらでは短編で怖い話を書こうかなぁって思って作ったやつです。嘘偽りなしでほんとにあったことです。

突然ですが皆さん金縛り…という現象になったことはありますか? 脳が眠っていて筋肉が硬直している…はたまた幽霊の仕業…どうやら3人に1人はその状態になったことがあるらしいです。あ、私ですか?私も一回だけあります今回はその時起こったことについてお話ししようと思います。


これはもう2年前の話になります。高校2年生の夏 部活動に明け暮れた毎日で明日は念願の休みだと期待に胸を膨らましながら僕は眠りにつきました。

・・・・・・・・・…..「ん?」

ぱっと目を覚ましカーテンから僅かに漏れる月の明るさをみたところだいたい4時半…いえ5時半くらいでしょうか? ここ最近は午前練の練習試合もあり体がその癖で起きてしまったのかなと最初は思いました。

最初珍しく起きた自分を褒め称え想像に胸を膨らましてました。(こんなに朝早く起きたなんて得した気分。ゲームをしたりTikTokでも見て贅沢な時間を過ごそう)


いつも通りベッドの横に置いてある携帯を取ろうと左手を動かそうとしたとき異変に気づきました。(あれ左手が動かないというか顔も…というか全身が動かない…あ、これが金縛りか)

頭の中は思ったよりスムーズに動き常に冷静まるで自分ではおもえないほどの分析力・考察力があり、不安よりもこーしてみようあ〜してみようとその現象を楽しんでいました。(まぶたも閉じないし手足の指1本さえ動かせない言葉を発してみよう…あ、ちょっとだけ息を吐く音が強くなったぞ)


未知な出会いに興奮し次なる行動はと思考を巡りましていました。その時「コンッコンッココンッッ」と3回いえ4回ほどのノックオンが聞こえ

「りょうちゃん〜」と母親の声が聞こえました。最初は怖かった僕ですが声の持ち主がお母さんだとすると一気に安心感がありましたが

瞬時に 僕の脳は一瞬で母親ではないと断言した。

なぜこんな時間帯にお母さんが来たのか??という疑問で決断を下したわけではなく決定的な違いがあった。それは










・・・・・お母さんはノックをしない。

そういつも自分の母親はノックをせずにドアを開け部屋に突入してくるほどの雑な性格で一度たりともしたことは絶対にない。 ノックをしたこいつはお母さんではないなにかだ。

僕は一気に血の気が引きさらなる疑問がまた一層と不安を募らせる(・・・・・そういえばどうやって僕の部屋に来れたんだ?)これを聞いた途端語弊が必ず起きてしまうため説明すると別にからくり屋敷のような仕掛けがあって絶対にたどり着けないというわけでもなく とても断崖絶壁の場所で〜みたいな物理的な意味でもない僕の家はマンションで日々日頃から隣・上・下からの住民の生活音が響きわたる。

そう音がとても伝わりやすいのだ。そういう構造もあってか床を踏んだ時にでる軋む音で来るか判断する癖がついた。

どんなに小さい音でも母や父が部屋に来る音を聞き逃したことはないはずなのにノックをしてくるこいつからはまったく音が聞こえなかった。と、なれば消去法的に考えたら

(ずっとドアの前で待っていた、、、?)

考えたくなかったが悪い方向に回転が回るに回るそういう頭になってしまえば最悪のケースを考えざる負えない動けないこの状態でどうすればいいのかその直後に

「ーーッッッッーーーッッ!ーーー))」とどう表現すればいいのか何かを擦る音?摩る音?でも言うのだろうかまるで扉を指で上から下に指でなぞるような音が聞こえる「ーーッッッッーーーーツツツーーーーーーツツツツツツツーーーーーーーーーッッッツツツツツツツー〜ーーーツツツツツツツーーーッッッッツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツツーーーーーーーーー

ガチャ!!!」と、ドアノブを掴む音が聞こえた。。。。。。。

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