第5話◆やっぱりお魚は生よね

シヴァさん、ジェイさんのリクエスト、白米オッケー、お味噌汁オッケー、卵焼きオッケー、梅干しオッケー。

リクエストの物は全て揃えたけどこれだけじゃ再会の宴としてはちょっと心もとない。


よし!お刺身も出しちゃおう!

きっと生魚をお醤油で食べるのは久しぶりなはずだから喜んでくれるはず。


生で出しても問題ない魚と言えば…よしよし、まだたくさんあるね、イーゼライザ樹氷で取ってきた氷飛魚アイスフライフィッシュ


極寒地にしか生息していない鯵サイズのナイフみたな形をした空中を泳ぐ魚で、寒い地域に住むモンスター達の貴重なたんぱく源。けど近付くと群れにズタズタにされちゃう。

しかし、そこはさすが同じ寒冷地出身のしーちゃん、群れごと凍結して一網打尽に。


このお魚、お刺身にするとすごく美味しくて、冷蔵庫から出したてみたいな冷たさと、もっちりとした弾力のある身が絶品!

舌の熱で蕩ける甘い脂は白身なのにまるで赤身魚のような濃厚さ。

クセも全くないし、お魚が苦手な人でもこれだったら食べられるんじゃないかな。


これのお造りを3尾。

ワサビはそれっぽい薬草で代用。この葉っぱ、巻いて食べるとすっごく美味しいのよね。

それにレモンの薄切りも添えてと…。


彼らがやってくるまでまだ時間がありそうだから、お弁当も作ってあげようかな。

私たちにはインベントリがあるからね。いつでも好きな時に故郷の味で英気を養って欲しい。

きっと私と違って戦ってばかりだろうから…。

私にはこれくらいしか彼らの助けにはなれないけど、どうかずっと無事でいてくれますように…。


願いを込めて拵える。


竹籠お重の一層目は俵型のおにぎりをぎっしりと。

梅、おかか、昆布、ツナマヨ、明太子、ゆかり。変わり種でクリームチーズおかか。

筍の炊き込みご飯もおにぎりにして入れちゃおう。季節の味って大切だからね!


二層目はみんな大好きから揚げをメインに。

塩麹に漬けた塩から揚げと定番のニンニク醤油の二種。


それからさっき多めに作った甘い卵焼きと、作り置きのキンピラごぼう。

塩鮭、正確にはワニみたいに鋭い歯を持った鮭っぽいお魚を焼いて、ついでに錬金窯産のウィンナーも焼いちゃおう。

彩りには自家製マヨネーズとブロッコリー、アスパラ、ニンジンの蒸し野菜を添えて。

新たに油揚げとネギのお味噌汁も作ったので、これは鍋ごとあげてしまおう。


よし、全部整った!



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≪100話まで毎日更新中≫


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明日のエピソードは「第6話◆魂の白米」です。


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また明日。

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