第2話 回想・・・すべてはここから始まった。

~2年前~


「ライベル・ノーズベルク!!貴様を王女強姦未遂のため、捕らえさせてもらう!!」


当時の俺は、家督を継ぐことはできないため、王宮の官僚として働いていたが、この時の俺は何が何なのかわからなかった。


「・・・・俺が王女を強姦?」

「しらばっくれるとは。すぐに来てもらうぞ」

「ちょっと待ってくれ!!俺は何もしていないぞ本当に!!」

「・・・いいから来い!!」


と騎士団の奴らに連れられて、取り調べを受けることになった。


「第一、俺は婚約者がいるんだ。そんなことするわけがないだろ」

「しかし、事件当日、貴様は王宮に夜遅くまで残ってたと聞くが」

「あれは、仕事を押し付けられたから夜遅くまでかかったからだ」

「言い訳は結構だ。実はお前を見たと複数の証人が話してくれたからな」

「っ!?ふざけるな!!本当の本当に何もしていない!!」

「容疑が確認できるまで、お前には牢屋にいてもらう」


と俺はいわれのない王女強姦未遂のため、牢屋に入れられてしまった。当時は頭が真っ白になっていたが、今ではこう思う。


(誰かが、俺を嵌めたんだな)


当時の俺は、ヴォルドベール学院を主席で卒業していて、色々と恨みを持った公爵令息がいたことを思い出した。

その結果、


「これにより、ライベル・リンドワルドを王都から追放する!!」

と結果を覆すことができず、俺は王都から追放されてしまい、


「お前とは縁を切らせてもらう!!」

「どうして、あなたはこんなことをしてしまったの!!」

「お前のような弟がいたことを俺は恥じるよ」

「お兄さま何てもう知らない!!」

と家族との縁を切られ、


「あなたとの婚約は破棄ね。この最低男!!」

と婚約者であるセシリー・アルデルト伯爵令嬢との婚約も破棄されてしまったのだ。

実はこの時、ある公爵令息がニヤリと笑っていたのを見て、当時は思考できていなかったが、今になって、


(全部、あいつが仕組んでいたんだな)


と考えるようになるほど今となって回復はしていたが、正直考える余裕はなく、無一文で俺は王都を追放された。


この時の俺は絶望とすべてを失ったことで、何も考えられておらず、ただただ歩いて王都を離れることに専念したのだった。


この時の俺はまだ、未来で俺が生き生きとしているのが予想できないだろと思う。あの出会いが俺の運命を変えるとは。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る