召喚しちゃった堕天使から、とりあえずエッチしてって言われた。
猫の尻尾
第1話:怪しげな占い師のばあさん。
またまた、エッチいですので。m(_ _)m
堕天使は行く行くは悪魔となるが、悪魔になっちゃったら未来永劫、楽しみも喜びもない最低の暗闇生活。
だから悪魔になる前に人間によって召喚される堕天使もいて、でもって人間とエッチしたら悪魔にならないで堕天使のまま現状維持できちゃうかもしれない。
さらに神様に媚び売って天使に戻して〜ってお願いしたら天使にだって戻れるかもしれない。
だから、何が何でもエッチしなくちゃね、それが堕天使のルーティーンなのです。
某月某日、俺は会社が休みの日、服を買いに街に出た。
商店街を抜けて書店に入ったりフィギュアの店を覗いたりしながら行きつけのアメリカンショップへ。
何着かシャツとジーンスを買って店を出た。
元来た商店街を抜けて帰ろうとした時、誰かに呼び止められた。
見ると店と店の間に挟まったように、小さな机が置いてあってそのの向こうに老婆が一人座っていて俺の方を見て手招きしていた。
「そこのあんた・・・」
「俺ですか?」
「店じまいする前に、ちょっと見てやろうか?」
「なんすか?・・・占い?」
「あんた「
「およよ・・・俺、おばあさんに会ったことあります?」
「ないね」
「じゃ〜なんで俺の名前知ってんの?」
「私はただのばああじゃなくて占い師だからね・・・占い師をバカにしちゃ
いけないよ」
「あんた、某外資系商社に勤めてるよね」
「そうね、住んでるところは郊外の梅ヶ丘マンションのA棟の右から数えて最初の
階段を上がった二階の部屋」
「お〜当たってるわ・・・驚き・・・すごいね、ばあちゃん」
「興信所とか雇って調べた?俺のこと」
「そんな手間暇かかることするか・・・金だってかかるし・・・」
「全部、私の占いのたまもの」
「で、あんた彼女いない歴5年・・・未だに一人でくすぶってる・・・性欲持て
余してね」
「あまり頻繁に風俗に通ってると病気もらっちゃうよ、下根田君」
「そんなことまで分かんの?」
「じゃ〜ばあちゃん・・・そこまで言うなら俺に彼女紹介してよ」
「ただし、年相応の女の子・・・俺も女の許容範囲広いけど、ばあちゃんの
友達紹介してくれても困るから・・・」
「そんなに彼女欲しいの?」
「そりゃね・・・俺、正直女に飢えてんの、会社にはろくな女いないからね」
「そう・・・大丈夫だよ、あんた・・・近ぢか彼女できるから・・・」
「もしその彼女とうまく行ったらあんたの運気上がるって出てるよ」
「え?そうなの?でも女性に出会う機会もないし、そんな兆しもないんだけど」
「あんたさっき、女を紹介しろって言ったよね」
「紹介してやるよ・・・特別レアな可愛い子をさ・・・」
「まじ?・・・俺をからかってる?」
「やめる?」
「ああ、いい、彼女紹介して?・・・とりあえず付き合ってみるから」
つづく。
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