この物語の舞台はだいたい80年前になります。そこに息づく前向きな震える心が書かれています。
私達はすっかり有刺鉄線の境のない時代にいます。好きな臭いや味にいくらでも自由にむしゃぶりつくことが出来ます。また自由な生き方を選択できるはず。なのに孤独で不自由に生きる人のなんと多いことでしょうか。
有刺鉄線だけではないはずです。貧しい暮らし、抑圧から解放された人々、勝者と敗者が別れる時期。解決したことは山程あるのに。
長い時間ストロークで振りかぶったストレートが私のアゴに放たれました。
喰らいました。効きました。グラッときました。過去を舞台にするならこうでなくっちゃ。
おすすめです。