第4話 作戦、開始
今日こそ,,,,今日こそ言うしかない。怖い、怖いけれど、協力してくれなかったらどうしようっていう不安もあったけれど。言わなければ、何も続かないと思う。
言うしか,,,,ない!!!
「美,,,,美優,,,,!」
「へっ?」
今、起きているのは僕と美優だけだ。美優はキョロキョロとあたりを見回す。
「あれ、誰か私を呼んだ?」
僕は次に、コクリとうなずいた。
「ぇ,,,,。呼んだのは,,,,,,,,,ココ!?」
「そうだ。美優!!」
「ココ,,,,。本当なんだね,,,,?ほんと、ほんとう!?や、やった。やったあ!!!」
案の定、喜びましたwwよかった。
「美優、話を聞いてくれる?」
「うんっ。ココが動いたなんて、ちょっと怖いけど好奇心の方が勝つよ。」
だよね。怖いよなあ、ぬいぐるみが動くなんてさ。でも、聞いてくれるなんてな。
「じゃあ、話すよ。」
「どーぞ。」
「えっと。」
僕は、これまでのいきさつを話す。僕が夜に動くこと、他の子は動ていることは見ていないこと、奇跡かも知らないけど、このように動けたこと。すべてを。
「すごい,,,,。そんなお話みたいなこと、あるんだね,,,,。これから一緒に話せるってことずっと、一緒に。」
「うん。でも、協力してほしいんだ。」
「協力??」
「うん。僕が動けるのなら、他の子も動かせるようになるかもしれないんだ。それでみんなで暮らしたいんだ。でも、それには君のような優しい人間が必要なんだ。智樹みたいなやつを見返したいんだよ。そして、平和にみんなで暮らしたいんだよ。」
「ココ、、、。」
これは、賭けだ。美優は、そんな大それたことに乗らないかもしれない。賭けなんだ。でも、不思議ともう、不安はなくなった。美優なら受けてくれる、そう感じて。
「もっちろんだよ。ココ。私も智樹に「ぎゃふん」といわせてやりたいからね。」
案の定、ノリノリでしたww
「やったぁ。私。みんなが動くようになるなら何でもやるよ、ココ。」
すっごい。これで,,,,これで,,,,,,楽しい日々が始まる,,,,,,!!
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