まあ~なんて素敵なしっとりと秘めたる熱情でしょうか(*´ω`*)
月とかざぐるま。タイトルがまたいいですよねえ。別に昔のお話ではないのに、勝手に大正期のイラストで脳内再生されました。
かつて女学生だった紅子さんは今は進学を諦めて働いているのです。そこに大きくなった千嵩くんが、とんびなんか羽織っちゃってあらわれるのです。
勝手に改変するなと。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
鐘古こよみさん
紅子さんって長い間どうやって読むんだろうと頭を悩ませていた名前なのです。べにこ? あかこ? こうこ?
「べにこ」のことが多いみたいですね。
確かに大正時代にもってくると、なんか素敵かも💗
進学をあきらめて下町で勤めている紅子さん。大学生になってとんびを羽織ってすれ違う千嵩くん。
「あれ」
足を止めて振り返る二人。そこは日本橋の上。朝ドラかいと。
あーでもそれに似たのが実話でありましたありました。
どこかの教授の実話なんですが、帝大生の頃、幼馴染のはたらいている下町の飯屋にぞろぞろ友だちを連れて行って、「どうだ俺の幼馴染はシャン(美人)だろう」と自慢してる。仲間は「それは同意するがまさかお前あれと結婚するつもりじゃあるまいな」とはやす。その幼馴染と結婚しましたよっていう。
ほのぼの(*´ω`)
千嵩くんは、女性に対して優しい心を持った青年だと僕は思いました。
紅子を抱き寄せる時にも、その優しさが垣間見れました。
この物語、「かざぐるま」と「夏の夜」がキーワードのように感じられました。
千嵩くんと紅子さんが、この話の後、どういう風なお付き合いをしていくのか知りたいなと僕は思いました。
このお話は、純文学っぽいなと僕は勝手に思っています。
素晴らしいお話、ありがとうございました。
作者からの返信
沈黙は金?さん
お題の一つがストーブなのに何故か夏の話です。
いえ、そろそろ日が長くなってきて、春を感じるようになったので。
昔は夏が好きで、あまりにも暑すぎて嫌いになり、最近はまた好きになってきました。
ここに出てくるお屋敷にはモデルがあって、作中と同じように今は建売のちまちました家の集合体になってしまったのですが、存在していた頃はその黒い瓦屋根と、夕焼けとの対比が大変にきれいなものでした。
お読みいただきありがとうございました。
千嵩くん、こんな感じの男子、たまにいますね。幼い頃から大人びていてなんだか色気があって。ぬいぐるみを抱えて風車にキスする紅子さんもかわいい。古都の風流なお屋敷と夏の月。友禅の風車と雅な二人の名前も素敵でした。香水と潮風が香るようなラスト、爽やかですね。キュンをありがとうございました♡
作者からの返信
葵春香さん
苦手な恋愛ものであっても、挑戦する心は失っておりません~。恋愛ジャンルが得意な方はずっと花道を歩けるからいいな~と羨ましく思いつつ、人は書ける者しか書けないのです。
GACKTさんが、幼稚園の頃に保育士さんが好きで、どうしてぼくは先生と釣り合う大人の男じゃないんだろうと哀しかったそうですので(笑)、早熟な子は早熟なんだろうと。
ありがとうございました✨
への応援コメント
遅ればせながらの感想ですみません(汗
登場する人間にですね、なんというか体温や匂いを感じました。
こんな詩的な再開の物語を展開していただけるなんて感激です。
企画にご参加いただきありがとうございます。
作者からの返信
柴田恭太朗さん
いつも三題噺企画をありがとうございます。
気合を入れて書いたものは伸びず、そうでもないものはわりと星の数が伸びる。あるあるなのかもしれませんが、こちらも後者になります。
書き手のトーンがやや低めの方がとっつきやすい作品になるのかもしれませんね……。
珍しい「きゅん」ものになりました♡