*第九章*
大豪邸の叶家
第1話
そおちゃんの家までは、音無の屋敷から車で30分ほど。
鳳凰高校の少し先。
今日もそおちゃんのポルシェじゃなく、黒塗りのロールスロイス。
勿論、前には太郎さんと次郎さん。
「世那ちゃん。俺と次郎も、宗の家に住んでるんや。これから宜しくな」
昨日逢ったばかりの、お色気ムンムンのダンディー'sと一緒に暮らすなんて、凄く緊張する。
ミラー越しに私を見ていた太郎さんと視線が交わり、更にテンパる。
「こちらこそ宜しくお願いしますッ」
自衛隊並みのカッチカチな挨拶をして、勢いよく頭を下げた。
バコンっ
「‥‥‥」
「‥‥‥」
「‥‥‥」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます