社会に揉みくちゃにされ、どうにもならなくなった筆者が学んだこと。
生きるのに本当に必要なのは、お金でも才能でもない。
実体験を伴うからこそ、多くの共感を呼ぶだろう文章の結晶。
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それなりに社会に揉まれてきた私だが、仮に母校の生徒や新入社員に何かを伝える機会があったら、
勉強やらコツやらを伝える前に、まずは「図々しさを持て」と語ると思う。
社会人としてちゃんとしてようが、そうでなかろうが、共通して必要な素質になるから。
多分生きるのが苦手だと思う人は……良くも悪くも図々しさが足りない。
美徳とまわりへの奉公を胸に自転車操業してる。
そんな人が心を擦り減らして壊れていく姿も見てきた。
「あんないい人が〜」じゃない。いい人だからそうなるのだ。
読み終えたら、もう一度タイトルを見返そう。
それがきっと、これからのお守りになってくれる。