地空挺の裁量反
NiceWell
第1話
ただ息をするだけで
孤独はつのっていく
この人生があとどれほどあり
そのあたり数センチの未来に
誰が祭壇をこさえて
手を合わせるかなど
知れた幾同文である
またの名を
死といい
またの世を
地獄と呼んだ
誰だって生きてると
そのすべてに蓋をして
見ないことで守れる自分なら
誰も傷なんて負わない
この一生を
ただ泣くほど
淀んでやって
それさえ
息をつくように
消えていく
だからもう誰も信じたくない
誰も愛したくない
それほど
この世界は
どこか孤独なんだ
だからこの湿気った
このこんな奥地で
ただ息をする
いづれ死ねるのなら
それは光栄だ
これだって僕に見えた数センチの未来
あなたはどうですか
この私にそんな引導を渡してくれますか
ただあなたにさよならを
そしてもう消えない
痛みを最後にして
天へと昇って
またあなたは雨となって
私を孤独にするのだと思います
だからもう消えてやるって
私だってあなたを追いますけど
それだって誰かの世界で
誰かの思惑で
これが誰の為にあるなんて
ほんとにあなたは狂っているのでないですか
ただ生きた時間が大切だと
それだけに葉っぱを巻いて
どうせ命を焦がして
それだけの快楽に
なぜ息をしてまでここに居るんですか
ただ泣いて
ただ壊れて
この先、いくらだって
孤独は訪れるって
その壊れた
痛みを
どうして
涙なんて言って
簡単に私を許すのですか
ただ痛いです
とても痛いです
これだって私の愛です
だから間違えないで
生きてるから大事なんじゃない
生きてる全てが大事なの
それって簡単だけど
簡単に思えるけど
誰だって言葉を使ってる
その痛みにあなたはどれほど真剣に
付き合ってくれますか
この地球儀に
ただ愛を残してまで
来世を見せた
この子の涙は
どうしてあなたが奪えて
私が守ってると
そう痛みをくれるのですか
これって確かに悲しみです
だけどそれが壊れてるのでしょうね
だからここまで壊れてる
ここまで意味が分からなくなる
それでも生きようとした
今日だけは
たぶん素敵ですよね
あなたの花束を贈って
あなたの愛を送って
それだけの人生で
雨になります
私だって雨になります
また世界が赤くなって
黒くなって
曇っていって
いつか晴れるなら
どうしてここまで
愛を忘れてくれないんですか
あなたの数センチ
これほど痛かったものはありません
あなた、さよなら。
いつか消えたいと願えば
消えれます
だけどそれだって私は残ってほしいと
ちゃんと痛みをわかってほしいと
時間だけを奪ってしまいます
でも、あなたはきっと
それでもわからないのだと思います
だから何度だって面会します
でも、あなた、これは確かな悪ですよ
それだけのことだと
片づけても
きっとあなたは虚しささえ覚えないのでしょうね
それほど分け隔てなく
生きてるわけではない
だからそれほど壊れて理解できない
あなたの奪う全てが
世界のすべてではなかったから
あなたはせめて安く許される
でも私の世界は消えました
壊れました、
これってもう私は死んでるとも同然です
だから言います
、
あなたはどうして
命を奪ってまで
息をして心をなくしたふりをしたのですか
きっともう
ダメなんだと
いつも交じりに思ううちに
忘れたのですか
罪を忘れたのですか
いつだって泣いてます
いつだって苦しんでます
だからあなたにもその痛みを
その痛みを、あげます
だから泣かないでください
でもその最後だけは
きっと救います
だから死んでいいなんて言わないで
死んだら最後
私はあなたを憎めない
だから最悪に残酷なほど
それでも生きて、私のすべてに報いてください
それが反省です
それが私の世界を壊した代償です
この程度でごめんなさい
ただあなたに最後の痛みを
最後の苦しみを
最後の私からの理解をあげます
ね、大丈夫ですか
あなた、
まだ生きてますよね
なんて、言えたら。
もう雨になってしまうのでしょう
それほど愛して
それほど恋して
それほど壊れました
だからありがとう。
それだけ
この世界に最後は愛だけを残して
過分に愛を忘れて
ただ痛みの中で
あなたに数センチの未来を。
さよなら。
地空挺の裁量反 NiceWell @NiceWell
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