2-1 宇宙(そら)の者と

悠達は戦艦に乗り込んで数分ほど経過しもう少しで例のカプセルを乗せた衛星が落ちるころ。


-戦艦-


「もう少しですね」


元帥

「ああ、そうだな」


「大丈夫なんですか?こんな所にいたら危ないですよ」


木野下提督

「そうですよ、そろそろ艦内に戻りましょう」


悠と元帥、木野下提督は、戦艦の甲板の上ではなしていた。もうじき落ちてくる衛星の回収したのちにどう対処するのか、そのカプセルの中に人は無事なのか、それはこれから回収して調べるのだから


元帥

「そうだな、……そろそろ戻ろう、…ん?アレは!?」


元帥が艦内に戻ろうとすると何かに気付いたのか空を見上げる。悠と木野下提督は、元帥の行動に釣られ空を見ると、赤く光って落ちてくるものを発見する。


「な、予想した時間より早く落ちてくるなんて、でもありがたいことに予想していた座標に落ちてよかった」


元帥

「そうだな、…よし木野下提督!!」


木野下提督

「ハッ!!(ガチャ)『操舵室!そこから赤く光っているものを見えているな、そこに全速前進!!それから各自戦闘準備!今落ちてきているものを考え無しに奪いにくるかわからん、いつでも戦闘できるように準備しろ!!』


木野下提督が艦内に指示をだし行動を開始する。落ちる衛星を追いかけて数分後、衛星は着水し、その着水したポイントまで到着し、戦艦の横からハッチが開きそこから一機のMSが出てくる。


「さて、水中用に換装した機体で何処まで動けるか、それに、“環境がいくら回復しても謎の現象が起こるし”」


“環境がいくら回復しても謎の現象が起こる”それは戦争の影響で環境が悪化し、異常気象が起きさまざまな悪影響を及ぼした。それから100年かけて環境が回復したが、自然現象にない現象が起きている。


普通の例えだと、海が光ったり、地面に穴ができたり、自然発火現象などといった事を表すが、これまでの現象が大きく変わっており、地上では、霧が発生するが、時折ただの霧ではないものが発生することがある、それは霧の中に膨大なプラズマが走り回り、放電の影響により強力な電磁波が起こり、電波障害が起こるが、もっとタチの悪いと、溜まった電力が限界を超え臨界状態になり、そこから大爆発が起こる。爆発の影響で強力な電磁パルス発生しする。


海では、戦争の影響で汚染が広がったが、100年もかけて環境が安定するもの各所で汚染が残っているが、地上同様で、赤と黒の海が襲う。赤い海に機械が触れると強制に錆びついてくるのだ、人の場合は、濡れたところから赤くなり、痒みや咳が始め、吐き気や高熱に襲われて最悪の場合、自力で呼吸が出来なくなり死亡することもある。黒い海では、水圧が襲いかかる。通常の水圧は、水深が深くなるほど上にある水の重さが増えることであり、深く潜らなければ大丈夫なはずが、黒い海では、25〜60kmほどの空間があり、もしそこに入って仕舞えば、約1〜2分ほどで圧縮されてしまう。

これらは、季節や昼夜問わず、発生するため、厳重な注意が必要である。


「………さてと、(ピッピ)管制室聞こえる?引き上げ用のアンカーをお願い」


『こちら管制室、今降ろします』


管制室からアンカーを降ろしてもらうように頼み、戦艦の上からアンカーを掴み、海に入りそのまま不時着した衛星のところまで向かった。






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