1-4
日本軍本部
軍事理事長室
悠は日本軍本部にやってきた。昨日親方に本部まで行くように言われ軍のトップである元帥の部屋の前に扉をノックする。
コンコン
悠
「傭兵の悠です。入ってよろしいですか?」
元帥
「うむ、入りたまえ。」
入る許可をもらい、扉を開けるとそこにはいくつもの書類がびっしりと机の上に置いてそれを一枚一枚書類を目に通しチェックをしている人物こそが元帥鐘沙汰俄山(かねさだ ぐざん)である。
悠
「お久しぶりですね元帥、少しやつれました?」
元帥
「ああ、久しぶりだな、ここしばらく書類や契約書やらなんやら睨めっこしてたからな、お茶を出そう座って待ってくれ。」
悠
「ありがとうございます。あっそうだ、美味しいみたらし団子がありますのでどうぞ」
元帥
「おお、気がきくじゃないか。」
悠は元帥と共にお茶と団子を食べながら話し合った。
悠
「ところで元帥、僕を呼んだ理由ってお礼を言うではないですよね?」
悠がそう言うと元帥の飲もうとしたお茶がピタリと止め、コップを机に置く
元帥
「ああ、少し気になる出来事があってな、実は我々が保有している軌道衛星が何かにぶつかってな、もっともいつ壊れてもおかしくはなかったんだが、ぶつかった影響でこの近くの海に落ちることがわかったのだが」
元帥は、少し待ってくれと言いすくっと立ち、ノートパソコンを持ってくるなり一つの映像を見せた。
元帥
「衛星が最後に捉えた映像があるのだが、そのぶつかったものがわからないんだ。」
元帥がそう言うとそのぶつかる直前の映像を見せると、そこには多少ブレているがそこには、卵のような何かが映っていた。
悠
「これは、なんだ?卵型みたいに見えるけど、何これ?」
元帥
「そうだ、この卵型みたいなのが、衛星にぶつかっているもよなのだ。」
悠
「僕に、落ちたものを回収調査をおねがいしたいと?」
元帥
「ああ、〝君が宇宙(そら)からきたもの〝として、調べてほしいのだ。」
〝宇宙(そら)からきたもの〝 この言葉の意味は、悠と元帥また一部のものにしか知られてないこと、悠はその言葉の意味を理解し、そして
悠
「わかりました。回収調査を引き受けます。ただ、何人かひとをかりてだいじょうぶですか?1人でやるのは厳しいので」
元帥
「構わんよ。すでに何人かは言ってあるから大丈夫だ。」
悠
「ありがとうございます。では、落下を開始次第現場に赴きます。」
元帥
「フッ、頼む」
このときこれからの未来にどうなっていくのか誰にもわからない。だが、小さな歯車が動いたのだと、誰も気が付かないのである
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます