第5話

「リル、ラートに回復魔法だ」


「はい!」


リルと呼ばれた青い髪の少女が側に走り寄って来た。



「そんな…傷がない…」


「何だって、何を言ってる」


戦士っぽい奴が叫んでる。



「だって、無いんです」



あー、邪魔だから

あっち行って欲しいなー


「2人とも下がって。」



戦士っぽい奴が怒鳴る


「何言ってんだ。聖剣が折れたんだ。引くぞ。」



何言ってんだっ

相手が怯んでる今が攻め時だろ


しかも、俺には時間が無いんだ


「大丈夫だ、俺が殴り殺す!」


瞬間、俺の貫手が奴の喉を貫いた。


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