賢帝は皇妃と実弟に謀殺され、復讐を誓って逆行転生する

克全

第1話:謀叛謀殺からの死に戻り

「フェルディナンド皇帝陛下バンザイ!」

「ハインリッヒ皇子殿下バンザイ!」

「ブラックウッド帝国バンザイ!」


 皇城の謁見庭園一杯に集まった臣民が皇子誕生を祝ってくれている。

 残念ながら生まれたばかりの皇子を謁見台に連れて来られなかった。 

 第1皇妃とは政略結婚で、実家の身分しか取り柄がない我儘女だ。


「陛下、ヴェローニカ第1皇妃殿下がハインリッヒ殿下に会って欲しいそうです」


 側近の女性親衛騎士が申し訳なさそうに言う。

 私がヴェローニカの言動に不満を持っているのを知っているのだ。

 臣民に顔見世しろという命令を、体調不良というミエミエの嘘で断っている。


「護衛の女性親衛騎士は十分そろっているか?」


 平民だった私が、若くして1代で広大な帝国を建国した。

 必要なら謀略も仕掛けたし政略結婚もした。

 だから、愛情の欠片もない第1皇妃に殺される可能性も考慮している。


「はい、抜かりなくそろえております。

 ジークフリート殿下配下の密偵衆からも、何の問題もないと報告されています」


 敵だけではなく、家臣や皇族にも密偵を放って裏切らせないようにしている。

 密偵も1つの組織ではなく、独走しないように3つの組織に分けてある。

 3つの中で後宮を調べる女性密偵は、異母弟のジークフリートが差配している。


「朕が行く前に先触れを送って、不審な点がないか再度調べさせてくれ」


 性根が腐っているヴェローニカは信用できない。

 形だけの第1皇妃に迎えたが、5年間子供を作らないようにしていた。


「他の皇妃や皇子たちに所に不審な点はなかったか?」


 その5年間に、戦友である他の皇妃たちが9人の皇子を生んでくれた。

 第1皇妃が皇子を生んでも、皇位継承権が低くなるようにした。


 ヴェローニカの実家、アシュタウン王国は強国だが、幾ら何でも先に生まれた皇子たち全員を同時に暗殺できない。


 皇子が1人でも生き残っていれば、皇妃や忠臣たちが逆襲してくれる。

 それが分かっていて謀略を仕掛ける者はいないと思ってはいるが、油断しない。


「私たちの調べた範囲では何の問題もありません。

 ジークフリート殿下配下の密偵衆からも、問題なしとの報告が入っています」


 二重に調べさせているから、よほど想定外の罠でないと私に傷1つ付けられない。

 万が一罠に嵌って傷つけられる事があっても、体内に仕込んだ魔法陣がある。

 私が知る全ての毒や呪いを無効にする魔法陣を体内に仕込んである。


「私たちも確認しましたが、何の問題もありませんでした」


 先触れに送った5名の女性親衛騎士が報告してくれる。

 建国までの戦いで肩を並べた戦友が確かめてくれたのだ。

 この者たちが見落とすような罠を仕掛けられるとは思えない。


「ハインリッヒ誕生を祝いに集まってくれた事、感謝する。

 祝いの酒と料理を振舞う、自由に飲み食いしてくれ」


「「「「「ウォオオオオ」」」」」


 謁見庭園に集まってくれていた臣民が大歓声をあげる。

 だが、ここに集まった臣民は飲み食いが目的ではない。

 飲み食いだけが目的なら、ここに集まらずに酒場で待っている。


「第1皇妃用の護衛だ」


 私が謁見台にいると臣民が庭園から出て行かない。

 何時までも祝ってくれるから、適度に引っ込まないといけない。

 ハインリッヒに会いに行くのに丁度良い頃合だろう。


「はっ、通常の5倍の護衛を手配したしました」


 性質の悪いヴェローニカと政略結婚したのは、私自身の決断だ。

 私の利、早急な平和の為に決断した、ヴェローニカだけが悪い訳じゃない。

 なのに油断して暗殺を実行させてしまったら、厳罰を下さないといけない。


 それではヴェローニカの実家と戦争になり、政略結婚した意味が無くなる。

 愚者が暴発しないように、赤子のようにあやすのも、上に立つ者の責任だ。


「皇帝陛下の御成りだ」


 先触れの親衛騎士が警備の騎士たちに伝えている。

 男が後宮に入り込まないように、女が後宮から逃げないように、見張りがいる。


 男性区画の前宮は近衛騎士が警備する。

 私が後宮に行かない時の生活空間、中宮は男性の親衛騎士が警備する。

 後宮は女性の親衛騎士が警備する。


 私を直衛する女性親衛騎士が25人、先触れを兼ねた前衛が5人、背後からの奇襲に備えた後衛が5人、後宮で襲撃を成功させるのは不可能だろう。


「皇帝陛下の御成り」


 皇妃の住む宮は後宮の中でも独立している。

 寵を競う他の皇妃の襲撃を警戒して砦のような宮になっている。


 第1皇妃も独立した宮を持ち、実家から送られてきた女性騎士が護っている。

 実家のアシュタウン王国は今でも大陸有数の強国だから、女性騎士も強い。


 そんな女性騎士や侍女が護る第1皇妃の宮に入る。

 密偵や親衛騎士が見落とした罠がないか自分で確かめながら入る。

 皇妃の宮に相応しい広い屋敷の奥に入る。


「皇帝陛下、ハインリッヒでございます抱いてあげてください」


 侍女に先導されて広い屋敷の奥深くま入る。

 応接室ではなく寝室まで案内されると、ヴェローニカの侍女が生まれて3日の赤子、ハインリッヒを渡そうとする。


 体調不良を言い訳にしたからか、ヴェローニカはベッドで横になっている。

 ヴェローニカが生んだとはいえ私の子供だ、可愛いから抱いてやる事にした。


 ギューン


 赤子、ハインリッヒが弾け、鋭い音と視力を奪う閃光が撒き散らされた。

 ハインリッヒを抱いていた私は、胸に大きな穴が開いた。

 まさか、幾ら何でも、自分の子供を爆弾にするとは思わなかった。


「「「「「陛下!」」」」」


 私の女性親衛騎士が必死に呼びかけてきた。

 私と同じように、大きな傷を受け視力を奪われているだろう。

 だが彼女たちは歴戦の勇士だし、近衛騎士用の鎧も装備している。


 的確な指示を与えれば、目が見えなくても戦える。

 胸に穴がいていて言葉は発せないが、念話で命令できる。


(……)


 ヴェローニカや背後にいる奴、黒幕を舐め過ぎていたようだ。

 ジークフリートや女性親衛騎士たちの目を掻い潜って、私の魔術を無効にする魔法陣を仕掛けていたようだ。


「グッ、敵襲、謀叛だ、陛下を御守りしろ!」

「ヴェローニカを殺せ!」

「謀叛だ、ヴェローニカの謀叛だ!」


 何の指示もしていないのに35人の女性親衛騎士が私を護ろうとしてくれている。

 奇襲で視力を奪われ手傷を負っているが、歴戦の彼女たちなら簡単に殺されない。

 私を護り切れないかもしれないが、他の親衛騎士が集まるまで持ちこたえる。


「殺しなさい、さっさと皆殺しにしなさい」


 激しい閃光で視力は奪われたが、耳は聞こえる。

 周囲の宮に謀叛を知られないように、爆発音を絞ったのだろう。

 当然だが、襲撃したヴェローニカたちは閃光対策をしていたはずだ。


「ギャッ」

「謀叛だ、ヴェローニカの謀叛だ、忠臣は集まれ、陛下を御守りしろ!」


 歴戦の騎士でも、視力を奪われた状態では圧倒的に不利だ。

 目が見えない状態で私を護ろうとすれば、盾になって身代わりになるしかない。

 止めろと言いたいが、言葉も念話も封じられている。


「卑怯者、それでも皇妃か?!」


 女性親衛騎士の1人がヴェローニカを罵るが、何の意味もない。

 邪悪なヴェローニカには、引かれ者の小唄に聞こえるだろう。


「何の罪もない赤子を犠牲にするとは、それでも人間ですか!?」

「そうだ、どこから赤子をさらって来た?!」


 私もそれが気になっていた。

 人の出入りを禁じている後宮内で赤子を手に入れる事など不可能だ。

 それと、これほど大声を出しているのに誰も助けに来ない、音も遮断しているな。


「まあ、何を仰っているの、わたくしの子供に決まっているではないですか。

 私が大陸を手に入れるのを手伝ってくれる孝行息子ですわ」


 許せん、私の子供を生贄にして私を殺そうとするなど、絶対に許せん!

 こんな事もあろうかと、強力な再生魔術と回復魔術を体内に仕込んでいた。

 なのに全く再生も回復もしない、桁外れに強力な魔術無効陣を用意していたな!


「何をしているのです、死にぞこないくらい直ぐに殺しなさい!」


 女性親衛騎士たちが獅子奮迅の働きをしてくれているようだ。

 私は武装していなかったが、彼女たちは親衛騎士の武装をしていた。

 視力は奪われても、ケガはそれほどでもなかったのかもしれない。


「俺様にやらせろ、俺様が皆殺しにしてやる!」


 この声は次弟のグラオザムだ、グラオザムが後宮内に入り込んでいるだと?!

 帝国に次いで有力なヴェローニカの実家、アシュタウン王国が画策したにしても、単独でグラオザムを後宮に入り込ませるのは不可能だ。


「女にしか偉そうにできない豚に負ける親衛騎士ではない!」


「じゃかましい、黙れ!」


 クソ親父に似て女癖の悪いグラオザムは、女性たちの評判が悪い。

 もしかして、爆発させられたハインリッヒは不義の子か?

 グラオザムとヴェローニカの間にできた子か?


「やれ、皆殺しにしろ、上手くやったら親衛騎士に取立ててやる」


「「「「「おう!」」」」」


 男だと、グラオザムだけでなく取り巻きに不良騎士まで後宮に入り込んでいる!

 これほど大々的だと、汚職役人に大金を握らせても不可能だ。

 ヴェローニカたち以外に裏切り者がいる、大物の裏切者がいる!


「ギャッ!」

「舐めるな、目が見えなくても、お前らごときに殺されはせん!」


 女性親衛騎士たちが必死で戦ってくれている。

 まだ死ねない、胸に大穴が開き、体中が焼け焦げているが、まだ死ねない。


 再生や回復の魔術は発現しないが、普段から細胞1つ1つを強化している。

 魔術を無効する魔法陣の外に出れば助かる可能性はある。


「外だ、陛下を外にお連れしろ!」


 歴戦の女性親衛騎士も私と同じ事を考えたのだろう。

 敵を斬り破って私を宮の外に逃がそうとしてくれる。


「何をしている、目も見えない奴らを殺せないのか?!」


「そこか!」


 目が見えなくても、邪悪な気配はもちろん戦友の清廉な気配も分かる。

 それくらいの事は、歴戦の女性親衛騎士ならできる。


「ギャッ!」


 大声でわめき散らしているグラオザムの居場所を、気配だけで見つけたのだろう。

 見つけただけでなく、視力を失った状態で的確に急所を斬ったのだろう。

 グラオザムの邪悪な気配が消えた。


「陛下、このまま斬り抜けます」


 女性親衛騎士の1人が、焼死体のような私を抱えて外に出ようとする。


「やれ、やれ、グラオザムではこの程度の事もできませんか」


 そうか、そうだったのか、真の黒幕はジークフリートだったのか!

 確かに、後宮を見張る密偵団を差配しているジークフリートならできる。


 甘かった、俺が甘過ぎた、クソ親父と邪悪女の間に生まれたのはグラオザムだけじゃない、ジークフリートも同じだった。


「ジークフリート殿下、貴男が黒幕だったのですね!」


 女性親衛騎士も声で黒幕がジークフリートだと分かったのだろう。


「ようやく気が付きましたか、愚かにもほどがありますね」


「異母弟にもかかわらず取立ててくださった陛下を裏切るなんて、貴男はそれでも人間ですか?!」


「人間だからこそですよ、人間だからこそ欲望に忠実に謀叛したのです。

 いずれ帝位を奪うつもりだったから、お人好しのフェルディナンドに従ったふりをしていたのです。

 そんな事も見抜けなかったフェルディナンドが愚かなのです」


 そうだな、異母弟というだけで後宮の密偵団を差配させてしまった。

 表面だけ兄想いを演じているジークフリートの本性を見抜けなかった。

 最後まで家族愛を信じていた母上の想いを大切にした、私が愚かだった。


 母上から躾けられた家族愛を信じてしまっていた。

 クソ親父と邪悪女の間に生まれたジークフリートが、善人に育つ確率が低いのを考えないようにしてしまった、俺が愚かだった。


 だが、私を殺す事ができたとしても、帝位を奪うのは不可能だ。

 ジークフリートとヴェローニカが手を組み、アシュタウン王国が支援したとしても、私の子供たちを擁する皇妃たちがいる。


 皇妃たちは、強大な帝国を建国するのに、私と共に戦い続けてくれた戦友だ。

 彼女たちがいる限り、帝位を奪う事など不可能だ。

 ジークフリートやヴェローニカ程度では、彼女たちには絶対に勝てない!


 ドーン、ドーン、ドーン、ドーン、ドーン、ドーン、ドーン……


 耳をつんざくような轟音が何度も何度も聞こえてきた。

 目は見えず、体表の感覚も失ったが、体内魔力で気配は感じられる。

 後宮の各地が強大な魔術で破壊されたのだ。


「どうやら全ての魔術が起動したようですね。

 これで邪魔な皇子と皇妃たちは皆殺しにできたはずです。

 生き残りがいたとしても、手の者が止めを差してくれるでしょう」


 ジークフリートが、魔王のような邪悪な雰囲気を纏う声色で言う。

 私だけでなく、子供たちや皇妃たちも同時に狙っていたのだ!

 今のジークフリートには、私の前で演じていた実直な雰囲気が全く無い。


 歴戦の皇妃たちが易々と殺されるとは思えないが、私自身が不覚をとっている。

 信じている人間に自爆攻撃を仕掛けられたら、逃げられないかもしれない。


「これで帝国は私たちの物ですわね、ジークフリート殿」


「そうですね、全ては孝行息子のお陰です」


「はい、孝行息子がよく働いでくれました」


「ワッハハハハハ」

「ホッホホホホホ」


 そうか、人間爆弾にされたのはジークフリートとヴェローニカの子か。

 可哀そうに、こんな2人の間に生まれてしまったのが不運だったな。


「ゆるさん、絶対に許さん、死ね!」


 激怒した女性親衛騎士がジークフリートに斬りかかろうとした。

 歴戦の彼女たちなら、目が見えなくても声が聞こえたら居場所が分かる。

 だが、ジークフリートはグラオザムとは違う。


「愚か者、目が見えなくて私に勝てるか!」


 ギャン


 剣で鎧を断ち斬る音が聞こえてきた、私の不明、失敗だ。

 私の異母弟で公爵位を持ち、後宮の密偵を差配しているジークフリートの剣は特別製で、親衛騎士の鎧でも一刀両断できる。


「さっさと片付けてしまえ」


「「「「「はっ」」」」」


 ジークフリートの護衛騎士たちの声がする。

 阿諛追従しか口にしないグラオザムの取り巻きとは格の違う連中だ。

 視力を失った女性親衛騎士たちでは太刀打ちできない。


「まだ生きておられますね、皇帝陛下」


 ジークフリートが揶揄するような口調で皇帝陛下と言う。

 まんまと自分の罠に嵌った私を馬鹿にしているのだ。

 馬鹿にされても仕方がないが、ジークフリートは私の切り札を知らない。


「ここまでしぶといのは感心いたしますが、いいかげん死んでください。

 斬り刻んで消滅魔術で塵1つ残さずに消し去れ!」


「「「「「はっ!」」」」」


 このまま仕込んでおいた切り札、転生魔術を発現させても好いのだろうか?

 生き延びている皇子や皇妃がいるかもしれないが、大半は死んでしまったはずだ。

 大切な妻子をこのまま死なせてしまっても良いのか?!


 復讐だけを考えれば、転生魔術を使って赤子から蘇った方が確実に復讐できる。

 油断しているジークフリートとヴェローニカをブチ殺せる。

 だが、それでは殺された妻子を復活させられない。


 だったら、実験段階の魔術を試す方が良いのではないか?

 例え10日間でも、魂を過去に飛ばす方が良いのではないか?


 失敗したら魂が消滅してしまい、輪廻転生の輪から外れてしまうが、愛する妻子を殺されたままにするよりも、人として正しいのではないか?


 どうする、安全確実に転生して復讐するか?

 危険を覚悟して魂の時間遡行を試すか?


 魂の時間遡行の失敗したらこの国はどうなる?

 臣民は幸せに暮らせるか?

 ジークフリートとヴェローニカはどういう言い訳をして帝位を奪う?


 皇子と皇妃たちを皆殺しにしたら、全ての罪をグラオザムに着せる。

 ジークフリートやヴェローニカが直接帝位につくよりは、爆死させたハインリッヒの身代わりを連れてきて帝位につけるのが安全だ。

 

 偽者のハインリッヒが皇帝の自覚を持つまでの年月で、ジークフリートが帝国の実権を掌握するだろう、掌握した後で偽者のハインリッヒを殺すだろう。


 そんな悪巧みを見抜いて、悪行を阻んでくれる忠臣はどれだけ残っている?

 忠臣たちも皇妃たちの実家も必ず真相を探ろうとする。

 だが皇子や皇妃たちが全員殺された状態で、どこまでやれるだろうか?


 いや、それは気にするな、私はできるだけの事をやってきた。

 罠に嵌ったとはいえ、私は精一杯頑張ってこの世界を良くしてきた。

 弱肉強食の戦国乱世だった大陸に平和をもたらした。


 私が殺された程度で、悪臣佞臣逆臣に好き放題されるようなら、それは生き残った者たちの責任だ。


 もう十分だ、大陸や他人の為に頑張るのはもう止めだ。

 常に善性を信じて敵対した者を許す方針は捨てる。

 愛する者を護る為なら悪逆非道も厭わない人間になる!


「「「「「死ね、滅べ!」」」」」

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