第5回 京都ならではの洗礼!?
なんとか知人の事業所へたどり着いたころには、あたりはすっかり暗くなっていたんです。
知人は自分よりも世代が上なのですが、事務として働いている奥様もいっしょに迎えてくれました。
もてなされてしばらく、積もる話に花を咲かせていたんです。
知人は大阪の出身なのですが、着物や京都の文化が大好きで、とうとう住んでしまったというパターンだったりします。
京都人になりたい人って、ちょこちょこいるらしんですわ。
個人情報の関係で、あまり立ち入ったことを書けないのが残念ですが、会話をしていると知性がオーラのようににじみ出てくる方です。
久しぶりに会えたものですから、柄にもなく調子に乗ってしゃべっていたんです。
するとその知人は、首をかしげて目をつむりはじめました。
これは「早く終わって」の合図なのです(汗)
京都ではお茶漬けを出されたら、「おかえりください」を意味するということです。
有名な話ではありますが、本当なんでしょうか?
とにかく、知人からそのような合図が出ましたので、自分はそそくさと退散した次第です。
知人の性格は知っていましたが、場所が場所だけに、「これが京都の洗礼なのか?」と、もやもやと考えておりました。
旅行は二泊三日で、ここまでが初日になります。
ホテルに戻ってその日は休みました。
しかし、翌日の朝、東北人の自分にはちょっとびっくりするイベントが起こったのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます