作詞倉庫

天乃凪紗

檸檬爆弾




遠ざかる声

僕らただ歩いて

冷えた夜風とともにそっと

檸檬ばくだんを流した

忘れないように

認めてくれた人たちの温もり

1つ1つ心に留めて

「ありがとう」


さよならのかわりに檸檬を託し

思い出へ

たとえ見えなくても

ここに生きた証は

ここに居た証は

たしかに残ってる


あなたに言われたその言葉が

僕を救った

少しずつ見えてきた光

それがきっと

僕らの居場所だ


さよならのかわりに檸檬を託し

僕らの行方は水の中

僕らで見つけた

僕らの居場所



忘れられない物抱きしめて

1つの檸檬を遺した

その先にきっと残ってる


この檸檬は

僕らの生きた証

見えに見えない未来で

確かにつながる

どこかでまた会える

僕らは海になる


「大丈夫」

君のその言葉

それが僕を救ってくれた


叶わない夢に向かって

僕らは走り続ける。


優しさも痛みも

全てを抱えて

1歩ずつ進む


1つの檸檬に願いを込めて

君に見えない空に

海へと行くの


僕らは今もどこかで旅を続けてる

忘れないで

僕らの足跡

遠くで君を見守ってるから

僕らの生きた奇跡

忘れないで



________


2024年9月18日

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