そして少女は魔女になった。

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ケース１

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・名前

　一保　芹（かずほ　せり）

・コンセプトポエム

　怒りを燃やす。

　憎しみで焼き焦がす。

　そして残るは愛の灰。

・年齢

　１４

・身長

　１５５

・好きな食べ物

　お寿司（わさび盛り盛り）。担々麺など辛い食べ物。明太子。

・嫌いな食べ物

　豆腐。ナスビ。きゅうり。味が薄いもの。

・家族設定

　父親　母親　妹　？？？

・設定

　家族の前では明るく元気だが、

　他人の前では緊張してしまい、上手く話せない。

　その結果、消極的で内向的な対応になってしまう。

　容姿は可愛いらしく、そんな態度も庇護欲を沸かせるため、

　男子からの人気はそれなりに高い。

　逆にそれがクラスの女子から反感を買い、イジメられる事になる。

　そんな時、魔女の噂を聞き、

　藁にもすがるような、雲を掴むような気持ちで儀式を行う。

　？？？についてはネタバレのため後述。

・名前設定

　苗字は『一』。

　名前は春の七草の『芹（せり）』から。

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ケース２

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・名前

　双見　なずな（ふたみ　なずな）

・コンセプトポエム

　この世で唯一、

　私だけが正しい。

・年齢

　１７

・身長

　１６５

・好きな食べ物

　サラダ。ポテト。マカロニグラタン。ベジタリアンな食事。

　しかし実際は気取っているだけ。

・嫌いな食べ物

　肉。魚。

　本当は食べたいが我慢している。

　彼女にとってコンビニのハッシュドポテトは

　味も濃く、食欲も自己欲も満たせるため非常に好き。

・家族設定

　父親　母親　姉　弟

・設定

　規律正しく、折り目正しく、恐ろしく真面目な少女。

　実を言えば、この短編小説自体、

　このシナリオ、このオチ、このキャラを書きたいから作ったものだったりします。

　ある意味で一番の被害者です。

　元々の設定だと、

　「魔女になるためには『自分が愛する人を捧げる事』」と、

　今回の設定と逆になっていました。

　その時の少女も、人に優しく、人を愛して、人のために行動するキャラクターでした。

　そんな彼女が『自分が愛する人を捧げる事』を願った場合、誰が消えるのか？

　結果は、誰も捧げられず。

　「人に優しくして、人を愛していると思っていたのに、結局、誰も愛していなかった」

　というオチにしようと思ってました。

　ただ、それだと他の話の展開が難しくなると思ったため、

　魔女になるための条件が反転し、

　『自分を愛する人を捧げる事』になりました。

　そのため、シナリオも反転して、

　「人に優しくして、人を愛しているけど、人に愛されてない人」

　というような感じになりました。

　それをわかりやすく色濃く出すために、

　ちょっと押しつけがましい感じのキャラになっております。

　ただ、彼女は本当に人の助けになればいいと考え、

　行動していた事をここで言わせていただきます。

　短編の元のになったキャラは何人かいて、

　一番最初の少女もそうです。

　当初の予定では、

　イジメてくる少女に復讐しようと思い、

　魔女になろうとして『愛する人』を捧げた結果、

　イジメを行っていた少女が捧げられた。

　それは何故か？

　少女は傷つけられたとしても、

　自分を必要としてくれる、自分に構ってくれる人を愛していた。

　みたいな感じでした。

　まぁ、現実ではそんな事絶対ないのでやめましたが。

・名前設定

　苗字は『二』の意味で『双』。

　名前は春の七草の『なずな』から。

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ケース３

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・名前

　参条　御伽（さんじょう　おとぎ）

・コンセプトポエム

　楽しいこと

　面白いこと

　簡単なこと

　綺麗なこと

　気持ちいいこと

　特別なこと

　幸せなこと

　ぜーんぶ、私のもの♪

・年齢

　１５

・身長

　１６０

・好きな食べ物

　肉まん。ネギと鰹節と納豆入り玉子ご飯。

　グラタンコロッケバーガー。

・嫌いな食べ物

　しいたけ。　生レバー。

　独特の触感が苦手

・家族設定

　父親　母親　兄　姉

・設定

　設定を塗り直してからすぐに思いついたシナリオとキャラです。

　物事を深く考えず生きた方が人生幸せ、

　という意味が込められています。

　何も想像せず、何も思考せず、何も判断しない。

　流れに身を任せ、その時の感情に身をゆだねる。

　ある意味一番狂っていて、

　ある意味一番幸せであり、

　欲望に素直に生きる、最も人間らしい、

　ある意味、一番普通の少女。

　人間、理性よりも感情で生きた方がいいかもしれない、

　みたいな、寓話的なイメージで書きました。

・名前設定

　苗字は旧漢字の『参』。

　名前は春の七草の『御形（ごぎょう）』の『御』から御伽（おとぎ）。

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ケース４

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・名前

　卯月　羽子（うづき　はこ）

・コンセプトポエム

　いつでも今が、きっと一番。

・年齢

　１７

・身長

　１６５

・好きな食べ物

　ラーメン。チャーハン。餃子。

　中華料理系。

・嫌いな食べ物

　トマト系。

　トマトケチャップ、トマトジュースなど。

　そのため、ピザはトマトソースがないものしか食べられない。

・家族設定

　父親　母親　兄

・設定

　前の少女とは違う意味で普通の少女。

　『愛してる人を捧げる事』と言われて、

　頷く人の方が普通は少ない、

　という考えの結果、生まれました。

　キャラ設定で言っておくと、

　彼女はこの後、普通に大学に行き、

　小説の内容と全く関係ない男性と知り合い、結婚をして、

　普通に幸せに暮らします。

　二つのおさげがトレードマーク。

　はにかむ笑顔がクると評判。

・名前設定

　苗字は旧月の四月の『卯月』。

　名前は春の七草の『ハコベラ』から『羽子（はこ）』。

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ケース５

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・名前

　星野　穂乃果（ほしの　ほのか）

・コンセプトポエム

　ただ君/キミに会いたい。

・年齢

　１８

・身長

　１７０

・好きな食べ物

　パエリア。パスタ。グラタン。

　特にシーフード系が好き。

・嫌いな食べ物

　特になし。

　あえて言うなら蜂の子やイナゴの佃煮など。

　(焼肉でハチノスを勘違いしていた経験あり)

・家族設定

　父親　母親　姉　弟

・設定

　家族全員超絶美形でモデル体系、という以外は普通の家庭。

　顔だけじゃなく、成績も優秀という完璧超人。

　この少女も元の設定からリファインされたキャラです。

　元々の『愛する人を捧げる事』の設定だと、

　彼女には恋人がいたのですが、

　その恋人が本当に自分の事を愛しているのか確認するため、儀式を行う。

　結果、恋人は消えず、かわりに自分が消えてしまう。

　自分を愛していたのは自分だけだった。

　というオチでした。

　しかし設定を変更したため本編のような形になり、

　彼女のオチはケース６のキャラに受け継がれました。

　ちなみに彼女を愛していたのは異国の少年兵という設定です。

　彼女がある雑誌の読者モデルをして、その雑誌が異国に流れつき、

　少年兵の手に渡りました。

　それを見た少年兵が、

　自分も平和な国で彼女のような人と一緒に過ごしたい、

　と恋願った結果です。

　彼女のその後は特に考えてません。

　おそらく長い年月の後、墓前に辿り着いたのではないでしょうか。

・名前設定

　苗字は五角形の『星』。

　名前は春の七草の『ホトケノザ』の頭文字から『穂乃果（ほのか）』。

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ケース６

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・名前

　炭屋敷　鈴菜（すみやしき　すずな）

・コンセプトポエム

　鏡の中の少女が語る。

　鏡の中の少女が囁く。

　鏡の中の少女が侵す。

　私を一番愛していると。

　世界が消えた。

　私の世界から。

・年齢

　１７

・身長

　１７０

・好きな食べ物

　鍋料理。

　ただし、他人と一緒の鍋は嫌。

　お祖母ちゃんが作った豚の角煮。

　クレープやたい焼き。

・嫌いな食べ物

　コーヒー。

　納豆やパセリなど、匂いや味のクセが強いもの

・家族設定

　祖父　祖母　父親　母親

・設定

　ケース５での説明通り、

　「自分を愛していたのは自分だけだった」

　というオチを受け継いだキャラです。

　キャラ設定としては、世間知らずなお嬢様。

　家も名家のお金持ちで、それなりに甘やかされて育てられました。

　自分がやる事は全て成功して、

　他人は自分を幸せにするために生きている、

　と無意識下でナチュラルに思ってるちょっとやばい人。

　可愛い系の美人。

　なぜか彼女だけダブルポエム。

・名前設定

　苗字は元素記号の六番目の『炭』。

　名前は春の七草の『スズナ』から『鈴菜』。

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ケース７

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・名前

　八前　純真（はちまえ　しろ）

・コンセプトポエム

　こころがさけぶ。

　こころでさけぶ。

　あなたがいちばん

　だいじだと。

・年齢

　１４

・身長

　１５５

・好きな食べ物

　お好み焼き。もんじゃ焼き。焼きそば。

　鈴カステラ。

・嫌いな食べ物

　酢豚に入ったパイナップルや、焼きリンゴ、ホットレモンなど、

　あたためられた果物。

・家族設定

　施設の職員。

　施設の同級生。

・設定

　このキャラも元々の設定からリファインされました。

　ケース１の少女の子供がケース７の少女という設定は変わらず。

　元は『愛する人』を捧げた結果、目の前の魔女が消える、みたいな流れでした。

　しかしケース２で書いたように、他の話の展開が難しくなるため儀式の条件を変えた結果、このような感じに。

　あと一応の設定だと、

　ケース２からケース７の魔女はケース１で魔女になった少女だったりします。

　読み返してみて自分でもわかりづらいかなと思ったのでここで解説。

　彼女はケース１の少女の娘です。

　ケース１の少女はいじめられた時の過程で、

　売春をさせられ、妊娠してしまいました。

　その後、子供を産み、魔女の儀式を行いました。

　それから孤児院へ届けたわけです。

　細かい設定だと、

　彼女の好き・嫌いな食べ物のいくつかはお祭りで食べたものです。

　孤児院での食事はあまり好きではなかったもよう。

　というか、やさぐれているので好きにならないようにしてたんですかね。

・名前設定

　七は八の前なので『八前』

　名前は春の七草の『スズシロ』から『純真（しろ）』。

　正確に言えば『八前』は孤児院の苗字。

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ケース０

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・名前

　？？？

・コンセプトポエム

　祝いを受けて、狂いが産まれた。

　世界は狂う。

　愛によって

　世界は狂う。

　呪いが産まれて。

　世界は狂う。

　愛によって。

　狂った世界で。

　愛は廻(くる)う。

・年齢

　１７

・身長

　１６０

・好きな食べ物

　新鮮な焼き魚。

　羊の丸焼き。

　鹿・猪などの野生の肉。

　（現代で言うジビエ料理）

・嫌いな食べ物

　枝豆。さやえんどう。　

　豆類。

・家族設定

　父親　母親

・設定

　このキャラは元々構想はありましたが、

　別に書かなくてもいいや、と思ってました、

　けどやっぱり書きたくなって書きました。

・名前設定

　？？？