第19話

週が開け一学期も最後の授業の日。


大分何時もの紺ちゃんになってきたと思った矢先、これまた、紺ちゃんは学校を休んだ。


一学期最後の授業なのに…


しかも、その事を知ったのは甲斐さんからで…


なんで甲斐さんが…


やっぱり2人はただならぬ関係なの?


眉間にシワが出来るくらいしかめっ面をしていたら、光におでこを押され、我に返った。


「何、また紺の事か?」


「うーん」


肝心な事は何も聞いてない。


ただ休みだってだけ…



朝聞いた話に、何時もなら直ぐには紺ちゃんに連絡を入れるけれど、何故か出来なかった。


何も話してくれない…


私は友達じゃない?

けれど、昼前に紺ちゃんから連絡が来て、それだけでほっとしたのと、心配なのと…


いつも以上に色々返した気がする。


夏休み中には会えるから、その時に聞こう。


それに、聞いて欲しい事も相談したい事もあるから…


やっぱりまだ紺ちゃん立ち直れてなかったのかなぁ…


光が来ると気を使って紺ちゃんは席を外してくれてたりしたし…

何処かよそよそしくも感じてしまったから…

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