言えない関係〜サイドストーリー〜

びび

※瑠璃の溜息

第1話

「ごめん!瑠璃また明日ね!」


紺ちゃんは、住み込みの仕事をするようになってから、授業が終わると直ぐに帰る日が増えて、私と学生ホールでのおしゃべりタイムが、物凄く減った。


今の紺ちゃん見てると、その事に関しては何も言えない。


一生懸命さが伝わってくるから…

けれど、私は溜息が増えた。

学祭での曲もまだ絞り込めてないのに…

いっぱい、いーっぱい、話したいこともあるのに…


そして、今日も私は溜息と共に学ホーのテーブルに突っ伏している。


そろそろ帰ろうかなぁ…

一人でうだうだしてるのもつまらない…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る