隣国のパーティーで公爵令嬢が追放されてたので私の家に連れて帰った〜返せと言われても絶対返さない〜
秋
第1話
「リリアナ クロフォード!お前との婚約を破棄する!」
声が会場に響き渡った
(婚約破棄?こんな場でか?)
いくつかの国が参加するパーティで婚約破棄など普通しない
そして、その婚約破棄をしようとしているのが
この国の第2王子なのだ
「お前は緑の御子と嘘を吐き、それで得た権力で好き勝手してたそうだな」
「そして妹であるアイリーンを虐めていた…今までは緑の御子だからという理由で婚約破棄することができなかったがその嘘が証明された!」
「ここにいるアイリーンこそ真の緑の御子なのだ!俺は彼女が願ったときに枯れていた花がもとに戻ったところを見た!」
緑の御子はこの国の初代女王がもち、荒れていた地を草木の茂る豊かな地へと変えたと言われている
「そんな…緑の御子は私です!信じてください!」
「黙れ!緑の御子を偽っていたお前は本当は死罪だがアイリーンの優しさで国外追放としてやる!」
(何だこの雰囲気)
「この女を外に連れ出せ!」
「お願いです!信じてください!」
リリアナ嬢が必死に訴えても全く聞き入れなかった
会場では様々なところで彼女を嘲笑う声が響く
気づいたら身体が動き会場をさった彼女の後を追っていた
ほとんど関わったことのない彼女のことでなんでこんなに心を揺さぶられるのか分からない
だか…
「待って!」
「貴方はフランツィーニ家の、申し訳ございません今は罪人を連れていかなければならないのでようがあるのならば他のものに…」
「私の用はリリアナ嬢のことです」
「リリアナ嬢私の家に来ませんか」
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