短編 魔王討伐の裏側
真夜中@マスカット
第1話
「こんにちは魔王さん」
「こんにちは勇者くん」
ここは、魔王城、勇者が魔王を倒しに来る、はずだった
しかし、魔王は転生者、勇者は召喚者として、同じ地球から、この世界に来たという。出身の星は同じなのに、何故か、立場が逆である。
今日はなぜ勇者が魔王城にいるかというと、魔王討伐戦の会議である。
「当日は、玉座に座って、『よく来たな、その苦労を褒めてやろう、しかしながら、私は勇者を倒さなければいけないらしくてね、今から、倒させてもらうよ』って言いながら閃光弾を放ってください私が剣を抜いて、閃光弾に飛び込みます。そしたら、剣を片付けますので、地面に字を残す魔法を放ってください。そして私と一緒に日本に帰りましょう。」
「えっ、もう地球の場所わかったの、早くない?」
「そう遠くありませんから。この星から大体30光年程度でしょうか」
「そんなに近くなら行ってくれたらいいのに」
「残念ながら、座標的には30光年先ですが、宇宙の裏側ですので、」
「あっ、じゃあ、無理か。」
「物理的にも、魔力的にも、そこまで持つかどうかわかりませんし、そもそも、宇宙の空間に、亀裂を入れなければ行けないので、その問題もあります。」
「えっとー、じゃぁどうやって行くの?」
勇者が取り出したのは、とある魔道具だった。
「これを使うんですよ」
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