第7話
「名前は?」
「…緋奈」
「緋奈…俺は朱雀」
「朱雀さん」
そうだって
少し嬉しそうに笑って
その時に気づいた
この人八重歯まであるのか
笑ったら
可愛いとか
罪深すぎでは?なんて
本当に呑気に考えてしまった
「俺と一緒に来い」
「?」
パパが抱えて
莫大な借金をチャラに
する代わりに
彼の所有物になることを勧められた
「上手い話だろ?」
「なんでもいいです。お任せします」
私はこうして
彼の、朱雀さんの所有物になった
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