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忘却の魔王と少女

忘却の魔王と少女

藍無

おすすめレビュー

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★★★
★9
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • Maya Estiva
    1139件の
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    ★★★ Excellent!!!

    過去を探す者たちの歩み

     世界が終わり、時間が止まったような氷の城。そこで長く閉ざされていた魔王が、ふとしたきっかけで外の世界へと歩みを進めます。冷たい吹雪の中で出会ったのは、記憶を持たない白い髪の少女。そして、二人のやりとりを見守る猫のような存在——その小さな旅立ちが、静かだった世界に新しい風を吹き込みました。

     言葉の端々に、どこか懐かしさを感じさせるやりとりが散りばめられています。何気ない会話の中に滲む「忘却」と「探しもの」。一歩ずつ進むごとに、新たな記憶の断片が明らかになり、繋がるものと、かすかにずれていくもの。その微妙な違和感が、これから待ち受ける真実を予感させます。

     何を忘れ、何を思い出すのか。旅の果てに待つ答えを見つけるまで、魔王と仲間たちの足取りは続いていくようです。

    • 2025年2月16日 19:09