〇〇みたいなもの。

もも

切ない・やるせない・悲しい

朝が来たなら僕たちは

小さな爪を見ていた 午前6時

「この匂い 好きだったな」

ぽつり 振り返るように言うから

今に残された僕は 言葉ごと置いてけぼり 


こんな時 あのバンドならどんな歌を歌うんだろうと

なんとなく想像したんだ

切なさを振り切って ポップでオルタナティブなメロディ

でもまだ そこには行きたくない

留まってよ あがく心が叫んでる


朝が来たなら僕たちは


笑ってよ 最期だから

無茶を聞いてよ もう終わりなら

吐いた息に紛れた我儘が 

朝の光に消えていく 消えていく

消えていくんだ

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