第2話 目が覚めたら
何時間くらい眠っていたのだろうか、目を開けてみると知らない天井が視界に入った。多分病院に運ばれてこの部屋は病室なのだろう。
「よっこいしょっと」
ベッドから降り身体をう~~んと伸ばしてみる。すると階段から落ち、覚えている限りではかなりの重症だったはずなのに身体の痛みはなく、せいぜい寝すぎて身体が少し固まっているくらいの感覚でしかなかった。ふと部屋の中に洗面台があるのに気付き顔を洗おうと洗面台に向かった。
「あれ?怪我してない?」
洗面台の前に立った時に鏡に映った自分を見て不思議に思った。
頭には包帯など巻いてもおらず、さらにはどこにも傷などもなく階段から落ちたとは思えないほど顔や身体は綺麗だった。不思議に思っているとふと部屋のドアがノックされた。
「氷室さ~ん、入りますね~♡」 「って目が覚めたんですか!?」
おそらく看護師さんと思われる人が何故かウキウキで病室に入り、俺を見た瞬間驚き大声で叫んだ。こちらも驚きながらもおもわず挨拶してしまった
「あ、おはようございます。」 「はい!おはようございます♡うひ♡」 「ってじゃなくて!今すぐに医師を呼んできますので待っててください~!!!」
看護師さんはやけに嬉しそうにそして急に慌て始め、お医者さんを連れてくると言い病院の中なのにアスリート並みの速さで廊下を走って行ってしまった。
「はっっや」 「ん?」
廊下を走っていく看護師さんを見ながら床に落ちているボールペンに気付いた。そのボールペンにはおそらくここの病院のであろう名前が印刷されていた。
「
その名前は自分が住んでいた地域では聞いたことのない病院名だった。
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