普通と呼ばれない女の脳内文字起こし
天秤
はじめに少しだけ
皆さんご機嫌よう。
エッセイでも書いてみよう、と思い立って数日。空港の搭乗ゲート前にて執筆に着手している。
…ふとカバンの中を覗くと、購入したばかりのコーラが漏れて搭乗券がびしょびしょになっていた。やっべ。私の運命や如何に。
私は発達障害なるもので精神科に通院している。
発達障害、と言ってもきちんとした病名の診断は出ておらず、未だ「疑惑」の範疇だ。「何かしらはある」といった感じで2年、通院を続けている。
通院し始めてから半年経過した頃に、私は何となく自分の立っている場所を理解し始めた。ズバリ「頭では常識が何たるか、世間一般の多数派はどれかというのは全てわかっているのに、脳がそれに従えない」である。自分はこう考えているが、多分これはみんなと違うのだろう。こういう思考回路になっているが、人からすればこれは常識に反しているのだろう。それをわかりつつも考えてしまうのが今の私の生活における一番の支障なのである。
間違って欲しくないのは、私は決して「病んでいない」ということだ。「精神科は病んでいる人が行くところ」というイメージがつきがちだが、すごく砕いて言うと個人的なうっかりを直すために行く人だっている。私もそのようなものだ。だから一概に否定しないでほしい。精神科のイメージをマイナスから始めないでほしい。
私自身今、興味本位でエッセイを書いている。
自分の思考をこれほどまでに文字に起こすことは初めてのことだ。変なこと言っているんだろうなー、変なこだわりとか出てきちゃってるんだろうなー、と自覚しながらもありのままに書こう、というスタンスでチャレンジしようとしている。ここなら、自分の好きな思考を押し出してもいい。そう考えると何だか既に楽しくなってきた。
裏垢を作って小規模でボソボソ言うくらいなら、ちゃんと文章にして面白おかしくしたほうが双方気分がいい。そうでしょう。
フライト時間が近づいてきたので、一旦ここでペンを…っと。カッコつけるとデジタルにやられる。
では、一旦ここで機内モードにする。
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