この小説、短編なのにその充実感に驚きました😳
登場人物の心情や情景がとても丁寧に描かれていて、まるで映画を観ているかのように物語に引き込まれます!
ページをめくるたびに、自分もその場にいるような感覚になり、気づけばあっという間に最終話まで読み終えてしまいました。
登場人物に感情移入しやすく、思わず自分もその世界の一部になった気分に。特に「ブルーレジェンドマンと結婚したい!」と思うほど、その魅力に心を奪われました(笑)。
短編とは思えないほど深く、感動的なストーリーなので、ぜひ読んでみてください!
番外編があれば絶対に読みたいと思わせる作品です。
ヒーローショーの中の人をやっていた「おっさん」の物語です。
まず、かつて彼はヒーローの皮を被っていましたが、当の主人公は耳心地の良いだけの言葉や、正義の押し付けのような言動を取りません。
なぜなら、ヒーローでいたのはもう10年も前の事で、彼は今では等身大の31歳おっさんです。
これが本当にもう、哀愁の漂うおっさんです。それもその筈、今ではヒーローとしての情熱どころか、仕事もないのですから。
そんな彼のもとに、彼よりもずっと若いある女性がコンタクトを取りに来ます。それも好意を持って。
何故でしょうか?
全編通して読みやすく、情景どころか、音や匂いまで広がるような文章です。
この文字数とジャンルにおいては最高峰の物でしょう。
この作品が評価されないのであれば、カクヨムの評価システムは何の機能もしていないと思えるような、短編です。
過大評価かどうかは読んでみてくれ、頼むから!そう頭を下げたくなるような作品に出逢えました。ありがとう。私の心にもブルーレジェンドマンは伝説を残してくれました。