人を見れません

@Harukigenia1111

人を見れない

私は人のことを見れません

見てはいけない気がします。

私は可哀想だとか、そのくらいがいいではないかとか、そういったことを他人に対して思います。


ですが、これに反して私の心のもう一つは失礼だと言います。

人を勝手に判断するな

その人にでもなったつもりか

その人の気持ちを本当の本当に分かっているのか


そういったことも考えます。

私の一つの心は相手に対して何かしら感じてあげようとするようです。

何か関連づけたことを言えば信頼されるから。


けど私のもう一つの心はそれが好きではないようです。

誠実というより、それが本当なのかどうなのかな

正確性を求めているようです。


私はどちらにも賛成です。賛成せざるを得ません。

私ですから。


けど、分かりません。私には分かりません。

どうやって人と接すればいいのでしょう。

接し方が分かりません。


相手に寄り添えば私の心は崩れる気がします。

確かなことを言えば私を認める人は居なくなります。


どうすべきでしょう。私には分かりません。

私が分かりません。

私には価値はあるのでしょうか。

分かりません。


思います。私は思います。

私は人と関わるべきでないと。

自分の価値すら認められない私に何ができるのかと。

私が人を判断する事がおこがましいく思えます。

私ごときが。なぜ人を判断する立場にあると思っているのか。


あの人はこうだ、その人はこうだ。

自分の生きる指針も定まらない奴に決められたらたまりません。

私だったらそう思います。

誰だってプライドがある。私だってある。


だけど、だからこそ。

私は私が許せません。


私には人を見る資格がありません。


私は欲しいです。その資格が。その権利が。

誰かに認められたい。確証が欲しい。


だけど、それでも。

私の心は反対してきます。

恥ずかしい

尊厳を捨てた行動ではないか

そんなことに意味があるのか


誰かが欲しいです。

認めてくれる。こんなのを認める誰か。


誰か、誰か。助けてくれないですか。自分を。

自分を憐んでください。可哀想な、恥知らずの自分を笑ってください。


叶う事なら。自分の願いはただ一つだけです。

誰でもいい。誰でもいいから。助けてください。

私を救うのはこんなのからの解放だけですから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

人を見れません @Harukigenia1111

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ