第3話
やっぱりそう思います?
そのままプロットの続きを見せる
刑事さんの顔色が変わっていく‥
「もしかしてさっき起こった事件ってこれに似てるんじゃないですか?」
「なんで…これいつ描いたものなんです?」
「実は昨夜寝た時に夢見たんですよ、前と同じように‥
それで忘れる前にと、プロット起こして描いておいたんです」
刑事さんは困ったようにがりがりと頭を掻いた
「仕方ない、答え合わせをしましょうか‥
これだけ似てちゃどうせTVでも見るでしょうし」
そう言うと、今度の事件のあらましを話し出した
T会社の総務の女性が殺された
まだ調べ始めたばかりなので詳しいことは分かっていないが、
殺人なのは間違いない
俺のプロットでは室内で殺された場面を描いてあるが、この通りだったと
話してくれた
「こうなってくると貴方に何らかの力が働いてるとしか思えないんですがね‥」
とはいっても俺は今までそんな特別な何かを持っていた覚えはない
「前も言いましたが夢で見ただけなんですよ、でも過去にそんな事1回も無かったですし」
うーんと刑事さんが腕組んで考えこんだ
ふと、何かを思いついて顔を上げた
「ちょっとね、明日会ってほしい人がいるんですよ」
なんか嫌な予感がするようなしないような‥?
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