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目次
晴曇空
誰も読まないような話を書いて
日々日銭を稼いで生き急ぎ
書きたいものってなんだっけ？
描きたいものってなんだっけ？
自問自答しても分からなくて
あぁ、もう自分はとうとうダメだって
誰にも見つからないなら辞めちまおう
そういう日々ばかり過ごしたら卑下た
書くことがもう苦痛になった
それでも書き続けたのは誰かの為
読んでくれてる人の為
自分を置き去りにした物語を
そしたらもう全部真っ白になって
初めて書くことを辞めたんだ
誰からも忘れられる事を選んだのだ
どうせもう好かれてなかったしって
そしたら人は離れてった
所詮僕なんかそんなもん
人付き合いは誰よりも苦手だから
お望み通りの有様さ
でも別れは多いが出会いもあって
また違うところで変わらず蹴つまずいて
色んな事をまた悩んで苦しくなって
その果てにまた「書こう」と思い立って
もう誰の為にも書かないぜ
どうせ読まれないなら好き勝手どうぞ
もう読まれる話は書かないぜ
自分勝手な自分のファンである為に
けど良い作品は書きたいから諦めない
未だ五里霧中、抜け出す宛てもなく
自分探しの旅は続く
その旅路がいつか自分を救うと信じて
僕には何の才能もないけれど
無いと嘆くより創った方がまだましだと
泣きっ面、眠れない夜に嘯いて
いつかそういう作品を愛したいよ
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