引きこもりの捻くれ者の天才ハッカー探偵 × 幼馴染でお人好しのブラックリタイアの無職一般人助手。
現場には行かない。証拠はネットにある。
安楽椅子からすべてを見抜く、現代ネット本格ミステリ。
北海道・十勝の駅前の高級マンションの最上階の701号室で、ハッカー業などを営む・雨森楽小(通称ラッコ)は今日も動かない。
SNS、掲示板、動画、通販レビュー、監視カメラ……etc.
雑多なデジタルの海から「真実」を拾い上げ、事件を、陰謀を、そして“バカ”をあぶり出す。
語り手は助手の鉢村八智(ハッチ)。
今日もラッコの皮肉に振り回される。
ネットに転がる“謎”と“愚かさ”を、毒舌と論理で解き明かし、ハッチに推理を語る。
現代社会を切り取る、毒とユーモアの本格探偵譚。
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