006//まだ絶望とは呼べない
人生のBPMはまだ決まらない。フラついて見せて、もっとグルグル回り続けて、続けられるだけ回っていくんだ。
そしてどんな結論をその手の中に隠しているんだ?
きっと、もっと、懐かしい風が吹く場所へ向かって行くだろう。
だけどすべてを間違わず、ほんの少し見失いながら進もう。
サイクルはどんどん早くなる。世界のフルスピードに目が回り始める。
それでもBPMは決まらない。
頭の奥に悲劇を押し込めながらまだ絶望とは呼べないってそんな風に余裕かましてフラついていく。
笑っているのは面白いからだ。だけど苦しくても笑うことができる。
不思議な話だと思うかい?
笑うことしかできないぐらい苦しんだことあるかい?
信じられない笑い話だな。でもそんな痛みが本当にあるから。
そうだ。あるからこそ・・・
人生のBPMはまだ決まらない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます