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  • 第1話への応援コメント

    人は元来、寒い冬を眠って生きる生き物だったのかもしれない。あまりにも荒廃した世界が自然なので、そんな風に納得してしまいました。一人で集落を守り、儀式を行うイチカ。何を祈ればいいいのか分からないけれど、儀式の一環としてイチカは祈る。ただ祈ることが平安を得るために大切な行為だと気づくんですね。それにしても作者さんの内面世界はなんて優しさに満ちているのでしょう。戦さが簡単に起ころうとも、この優しさが、人類の救いなのですね。

    作者からの返信

    ずい分と昔のことですが、冬眠をする一族という幻想的な小説を読んだことがあって、そのイメージがずっと頭の中にありました。そのモチーフでいくつか書いたことがあります。そういえばムーミンも冬眠しますね。私たちの住む、今のこの日本と、似ているようでどこか違った世界、何かがあって荒廃した世界を描いたつもりでした。そんな世界を生きるには、イチカのように飄々としたたくましさも必要かもしれません。過分なお言葉をいただきました。お読みいただき、ありがとうございました。

  • 第1話への応援コメント

    お邪魔します。

    ちょっと昔の物語のような、遠い未来の物語のような、冬眠する種族なのだから異世界かもと色々考えてしまう不思議な世界でした。

    冬至を迎えた途端に春を感じる…冬至から日が伸び始めて、徐々に春は近づいてくるんだと今更気付かされました。

    この物語を読んで、「夏至祭」がまた読みたくなって行ってきました。最初に読んだ時に滝のシーンに圧倒されて、なんのコメントも残せなかったのですが、今回の物語でこの村の地図が、私なりにですが脳内に出来上がって「夏至祭」がより楽しめました。

    ありがとうございました♪

    作者からの返信

    「夏至祭」を再読くださったとのこと、とてもうれしいです。一応、同じ場所という設定で書いていますが、きちんと設定を考えていないので曖昧です(笑)。同じ雰囲気になるようにして。時代は荒廃した未来というつもりで書いています。冬至というと、まだまだこれから本格的に寒くなる頃ですが、冬至からだんだん春に向かうということなんですよね。それで、こんなお話になりました。山深い小さな集落の、春の訪れを感じていただけたなら幸いです。お読みいただき、ありがとうございました。

  • 第1話への応援コメント

    山間の小さな集落、その暮らしぶりが目に浮かぶようでした。
    改めて@sakamonoさんは生活の描写を大切にされているのだな、と感じました。丹念に、丹念に描かれる生活の所作や風景が(他にも私が気づけていない要素が沢山あると思いますが)、少し不思議な世界の住人を、生きた人間として感じさせるのだと思いました。そこにイチカは本当に存在していて、これは実際の出来事なのだと。

    村の人々が長い眠りに入り、ひとりきり初めてのお役目を進めるイチカ。電気はつかないし、夜の山道には何かが蠢めく気配。頼りはミノリの助言だけ。等身大な十六歳が経験する、少し不思議なお使い。
    成長の瞬間を見守るように読ませていただきました。
    読み終えてみると、蠢めく気配は春を予感させるものだったのですね。神事をやり遂げたイチカの安堵感や、視野の広がりが、巧みに表現されているなぁと感服しました。

    巨大な電波塔ではっとしましたが、ここは「夏至祭」と同じ場所でしょうか。
    お堂も、滝も、あの時の……しかし供物は因習的じゃない……冬至は性格の違うものなのか、それとも時代が違うのか……などと想像を巡らすのもまた楽しく。
    世界観の繋がりは感じるけれど、夏と冬で作品に漂う雰囲気が対照的というのも面白いです。

    「イチカ」という別作品もあるのですね。
    また拝読にお邪魔します^ ^

    作者からの返信

    とても丁寧な感想、とてもうれしく思います。山の中の空気が変わって何かが蠢くような気配を感じるところ……この描写で読んだ方に、春の訪れを感じてもらえただろうか、という心配があったのでよかった! ホッとしています。はい、「夏至祭」と同じ場所を想定して書きました。ただ、舞台を同じにしただけで、きちんと設定等を考えたわけではないので曖昧な感じです。同じ場所であるという雰囲気だけが伝われば、と。私の場合、物語を作るより、文章にあれこれ凝る方が好きなようで、文章をいじり回しているうちに、どんどん細かくなっていって付け足されていって、そしてこんなふうになってしまいます(笑)。結果として、それがよい方向になっていればよいのですが。お読みいただき、ありがとうございました。

  • 第1話への応援コメント

    ああ、あのイチカちゃん、と友人(この場合は@sakamono さんのことになりますね)の知人を偶然また見かけたような、不思議な気分でした。凄く山深そうなのに、冬至でもう春を感じるなんて、山の民には私たちには分からない何かを掴む力が備わっているのでしょうか。今、ちょうど最強寒波、なんて言われてる中、冬来たりなば春遠からじ、を読んで実感しています。柚子が入った野天風呂、入ってみたいけど、でも、ちょっと怖そう……。なんて、色々な山景色を堪能させて頂きました🗻

    作者からの返信

    ああ、私の知人。確かにその通りですね。フィクションの知人も、だいぶ増えました(笑)。ここに住む人たちは、みんな鋭敏な感覚を持っているようです。春の空気の中の、わずかな生命の気配をしっかり嗅ぎ取ってしまいました。冬が行って、春がやって来たのですね。そんな強い寒波がやって来ていたのですか。どうりでこのところ寒いわけです。今朝も台所の水道が凍っていました。真夜中の野天風呂はコワそうですが、ひさしぶりに湯舟にゆっくりつかって温まりたい気分です。お読みいただき、ありがとうございました。

    編集済
  • 第1話への応援コメント

    あ、あのお話しと地続きのお話しだ!
    冬眠する人々はこうやって、だったのですねー!
    この、リアルと虚構のはざまにいるような感じがたまりません。
    おやすみ、イチカちゃん……

    作者からの返信

    あのお話の人たちの冬ごもりに至る一日を、スケッチ風に書いてみました。この小さな集落に住む人たちの、謎に迫るようなお話にはできませんでした(笑)。彼らはほとんど廃れかけた神々と一緒に暮らしているようです。お読みいただき、ありがとうございました。それでは、おやすみなさい……。

  • 第1話への応援コメント

    これは「イチカ」の前日譚にあたる作品ですよね? ああ、あの作品はこういう世界設定だったのか、と興味深く拝読しました。というか、色々とあの連作やこの短編集ととても似通ったものがそこかしこに見られて、え、もしかしてこれらの作品って、全部同じ世界線の中でのストーリーだったりする? とか想像してしまいました。まあ設定の重なりは全部置くとしても、本作の中のイチカって、なんとなく例のシリーズのあのキャラそのまんまというイメージが 笑。

    煌々と点いている航空標識と、昭和の前期みたいな暮らしぶりである山間の村。これだけの描写で、なんだかいろんなことが物語られているように思いました。具体的には色々と謎めいているんですけれど、「こういう世界設定」というのが、暗黙のうちにつかめてしまえそうな。

    という、そこはかとなくポスト・アポカリプスっぽい雰囲気でありながら、描かれているのはいかにも@sakamonoさんらしい、神と自然と日常の営みとの不思議な調和。あんまり心楽しい未来があるように見えない生活ぶりなんですけれど、こういう一日っていいなあと、読んでいて安らぐような、そしてそれが全然ミスマッチに感じられない独特の間合い。

    なんとなく、@sakamonoさんの作品全体が、一つの神話体系になってるんではないかと思い始めた今日この頃です 笑。

    作者からの返信

    はい、そうなります。同じ設定で何かをお話しを書こうとして、こんなふうになりました。やっぱり物語的な盛り上がりのないところは、いつもの私なのですが。私の場合、書ける登場人物のキャラが、いくつかのパターンしかなく、何やら似通ってしまうところがあります(笑)。同じ世界線というほどではないのですが、今まで書いてきた中で何となく出来上がった背景を使って、新たなお話を書いているところがあります。何となくの設定をきっちり仕上げれば、新しい世界が開けるかもしれません。「神話体系」。ものすごく魅力的な言葉です。わくわくする気持ちになってきました(笑)。それと「ポスト・アポカリプス」は意識していました。お読みいただき、ありがとうございました。

  • 第1話への応援コメント

    立春の前夜に素敵なお話を読ませて頂きました。
    こちらは【(まだ)存在しない物語の後日談または番外編】の本編になりますね? 待ってましたー!
    あれこれと、口うるさく(と言ったら怒られますが)世話を焼いてくれるミノリが、イチカを騙し里を出るまでの日常。人々が眠りについて、全身で受け止める草木のざわめきと、しっとりした林の空気。己を鼓舞しつつお役目を全うしようとするミノリの健気さ、堪能させて頂きました。
    いつもながらうっとりする描写でした。

    作者からの返信

    あの企画の「本編」というところまでいけなくても、同じ設定で何かお話を、と思って書きました。そういえば立春。公開が遅れてしまったけれど、時節的にちょうどよかったですね。冬至のお話なのですけど(笑)。イチカとミノリを会話させたら、こんなふうになってしまいました。これで二人の関係や日常を想像してもらえたら、とても満足です。もっと暗い「因習村」っぽいようにも書きたいのですが、どうしてもそんなふうになりません。お読みいただき、ありがとうございました。