閉じる
表示設定
目次
ロキ-Mの会話短編集
ロキ－M
とある旦那と嫁の電話（600文字
仕事後の帰宅連絡です。
「もしもし」
「わいふぁい。おつかれ。」
「おつかれー。帰るわ。」
「おぅ！はよ帰ってこいやー。」
「1人でお留守番は寂しいから、早く旦那の顔が見たいでしょ？」
「べ～つ～に～・・」
「またまたそんな痩せ我慢言っちゃって・・本当は寂しいんでしょ？」
「はいはいそうですね。」
「何・・その愛情の欠片もない棒読み。同棲始めた時は1人は寂しいから仕事行かないでって言ってた、20年前のラブラブな愛情はどこ行った！？」
「20年前はまだ会っとらん！」
「じゃ15年前でいいや。」
「『探さないで下さい』って置き手紙して、絶賛家出中です。」
「捜索願は？」
「受け付けておりません。」
「まじか・・ちょっと探してきてよ。」
「やだ、面倒くさい。」
「旦那への愛情を何だと・・」
「なくはないよ。無かったらご飯作らないし。」
「冷めてね？」
「15年も経てば覚めるよ・・今は氷河期です。」
「電子レンジで温め直して。」
「無理！」
「酷い・・旦那はずっと嫁への愛情は変わらずなのに。」
「旦那の熱いのと私の冷たいの合わせたら消滅するよ。」
「何かの魔法みたい・・それやだな。」
「諦めなさい。さっさと帰ってこいや、飯が作れん。」
「はいはい、じゃ帰るわ。」
「気をつけてね。」
「はーい。」
✂︎------------------ｷﾘﾄﾘ線-----------------✂︎
我が家の毎日のガチトークです（汗）コレが嫁の目に触れたら大変な事に(笑)
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます