第18話 書き続けることと心

今日はいつもと切り口が違うかもです。


書く、というのはけっこうエネルギーが必要。でも書き出す。


書くと誰かに知ってもらえたり、自分を客観的に見られる。

それが次につながっていくけれど、いつどうやって繋がるのかは誰にも解らない。


だからこそきっと偉大なる先人たちも努力し続けたのだろうし、評価されるのはずっと先かもしれない。そこは中世でも現代でも変わらないのかもしれない。


ただ、先人たちと違うのは、

思ったことを形にしてそれを発表できるプラットフォームがあって、

それを書けるツールもあって、

物語を練る時に参考にできるサイトにも簡単にアクセスできるみたいな、ささやかな幸せがそばにあること。


他の方が書いた小説をとても簡単に読めたり、励まされて立ち上がるエネルギーをもらうこともあって、そこにさらに自分のエネルギーをのせて発信もできる。


そんな風にして集合無意識っていうのは出来ていくのだろうし、

前に自分が残した言葉に助けられるのは誰でもない、一年後の自分かもしれない。


集合無意識としてみんなが持っているものを可視化するとヒット作になる、みたいな話があるけど、それが人間の面白いところであり、しかもそれはどんどん「進化」するらしいというのを、カクヨムをはじめて目の当たりにしていると思います。


例えば情勢と私たちの置かれた状況をみるに、ざまぁが流行るのは必然に見える。

それが読み手に行き渡ると、今度はざまぁが当然の場面で許す小説が新しく流行る。

「みんなの心」も「自分の心」も、小さいマイナーチェンジを繰り返して進む。


自分が書きたいものとみんなが読みたいものが重なるのが一番結果が出るけれど、今はすれ違っても、いつか何かの拍子にぴったり重なることもあるのかもしれない。


結論。

その時にしか書けないものを残しておくのは重要。

ほんの断片だとしても、それがあれば推敲は後でもできるし、ね。

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