四十内胡瓜さま　はじめまして。『人間未遂』という題名と、キャッチコピーにひかれてお邪魔した者です。あっという間にこの世界に吸い込まれ、気づくと読み終わっていました。

四十内胡瓜さまの紡がれる言葉が、すきだなあと思います。軽やかだけれどずっしりしていて、さらさら入ってくるのにはっとさせられて、立ち止まって味わいたくなります。キャッチコピーの言葉はもちろんですが、とくに印象的だったのは、有紗さんの「強さ」と美波さんの「強かさ」の対比です。すてき……かっこいい……！　
かっこいいだけではなくて、とても、響きました。執筆とはなんなのか、確かにそうなのかもしれないと思いました。唯さんとも千里さんとも、誰とも、私は同じ気持ちにはなれません。けれどだからこそなのか、通じるところが確かにあって、この作品の中に生きる人々の心情に、心が強く揺さぶられてえぐられて、満たされて涙が出てしまいました。
化け物なんかではいたくないのに、化け物でいたいとか、化け物だと信じたいとか、自分はそんなふうに思っているのかもしれないと感じました。

とりとめのない長文を、突然ほうり込んでしまい申し訳ないです……感動をどうにかお伝えしたいと思ってしまいました……。書いてくださり、ありがとうございます。出会えてよかったです。