字度量衡器
長谷川乱乱の著作。ミステリー小説の大家として知られる長谷川が唯一遺した実験的短編集。特徴として、登場人物含む固有名詞が非常に長いことがあり、最も長い名詞は1万2000字に及ぶ。この書籍自体が500ページの大作だが、そのほとんどが固有名詞で占められており、物語としてはほとんど動きがない。どのような拙作であっても名があれば読者は中身を見ずに求めるという皮肉を込めて記した作品と考えられている。
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