「バチッ！バアアアアアァァァァァァァァ〜」

「さっきからなんだ？王国で暴れているのは」

「アイツは超能王国の幹部！」「そうだけど…何やってるんだー？」「ハザマチーム…お前ら超能王国のやつを殺した」

「ハザマチーム？聞いたことがないな………それよりも…なんで魔法王国の人間がぁ…ここに居るんだ？」「くっ…」

「ピピッ」「4人の魔法王国の部外者が侵入してきた…殺すか？…………あぁ…わかった」「ピッ…」

「殺さなーい！」

『は！？』「魔法王国の王女、彼女は」

「娘が何だぁぁぁー！！」「パンッ！」

「5人になった…って王！？」

「娘がなんだ…話せ！」「………結論から言おう…彼女は、七悪神に狙われてる」

「！？」「！」『？』

「なん…………だと…」「魔法王国と超能王国は元々は"覇王"によって統治されていた」

「………」「七悪神共の勝手によって覇王は捕らわれ…特殊能力…魔法と超能力で争わせた…

奴らは魔法にも超能力にも属さない力を持つ者を…エンターテイナーの汚れとして徹底的に排除していった」「なんだそれ…」

「この超能王国の支配者…ハザマは満足できる戦い方が出来れば味方になろうが敵になろうがどうでもいいっていう性格でな…政治とかは幹部がやってる」「満足できる戦い？」

満足？中学の時に殴られた時はただ満足する為だけに！「ハァッ…………」「どうしたエンジ」

「…いや…なんでも」

「七悪神は朝になるとエンターテイナーとして監視しにこの地に降りてくる…」「今って」

「夕方…奴らの前だけは敵対してる風を装え」

「え？」「奴らに勝てる奴はこの超能王国では誰一人居ない」「おぉい！なに話してんだぁー？スルトー」「ハザマ………」

「この場にいる奴ら全員皆殺しだぁー！！」

「ハザマ…俺が相手だ」「おいエンジ！」「なにしてるの！」「ハザマはユウガでも勝てないんだぞ！」「おい言うなって！」

「それホント？」「その時は万全じゃなかったから負けたんだよ！今の自分なら絶対に殺せる！あんなヤツは一撃で即勝利だ…トリックがないからな」

「一対一か…」「ハザマ…覚えてるか？」

「は？いちいちどーでもいい奴の名前なんか覚えてねーよ…知らねー…名乗れ」

「真道炎次だ…中学の時にお前に殴られた」

「気持ち悪りー奴だなー！まだ根に持ってるのかよ！お前に殴ったかどうかは覚えてないけど………中学って…根に持ちすぎだろ…

戦いに復讐も何もいらない…要るのは力とテクニックだけだ！」

「俺は戦わない」「は？」「お前を殴る！！」

「お前ッ！！」「お前が満足する戦いをするのなら…俺は満足する殴りをする！！」

「言ったな？………じゃあ殴ってみろよ…」

「風拳！！」「バアアアッ！！」

満足するまで！！殴る！！

「バァンッ！バァンッ！バァンッ！」

「バァァァァァーン！」なんだ！？いきなり周りが………

「なんだか楽しそうな事をしているねー」

「アイツは！」「七悪神か…」「暗くなってるぞ！」「4:00！？」「続けろよ！ハハッ！！」

「アイツは…七悪神の一体………」「知能神アノーン………」「大…風拳！！」アイツが神？

「さぁ！やれぇー！強制発動（パワーフォース）！！」「うおあっ！魔法が勝手に！！」

「バアアアアアアアアアアン！！」

「あ〜あ…指定者間違えちゃった…ちゃんと能力名覚えないとなー……………」

「なんでアレナが…」「……………聞き覚えのある声だと思ったら…貴様だったかアノーン」

「は？お前は知らん…さっさと帰れ」「いや…知ってる………お前ら七悪神が"暗黒霊種族"を殺したからだ…」「ハァーそうか…じゃあ……………

排除する」「排除だと！？」

「なんでだっ！」「指定者を間違えたって言ってたな………多分ユルくんのワープが強制発動されて飛ばされたんだと思う………」

つづく