第12話 クインテット

「ハァ…キッショ………」「何とでも言え…お前らは何が目的だ」「俺の計画に邪魔なんだよ」


「はぁ?」「魔法王国の人間が超能王国に調査しに来るのは予測可能だ…わざわざ見逃してやってチャンスを与えたんだ!感謝しろよ!!」


「我々の計画は…"王女の始末"ですだから…魔法王国側の人間を一人ずつ消していく…ハズだった…ですが…こんないい機会はありません


一気に来てくれて助かりますよ」「はぁ?風発!!」「ネリーニャさん…出番ですよ」


「チェーンチェックメイト!」「給料分は働いてください…」「要らないよ!僕は好きな人と一緒にいるだけで満足なの!」「奇襲…卑怯だぞ!!」「騙した奴が何を言う…騙し討ちの騙し討ちの騙し討ち…我々が予想外な動きでも対応可能な事をお忘れなく…」


「僕は君のこと好きなんだー!レロー」「うああああああ!!」鳥肌が…


「ゼロ…」「うっ!?」力が…抜けてく………なんだ!?「真道炎次さん…彼女はクインテット(特殊能力5つ保持者)…5つの特徴能力(魔法や超能力の事)をお持ちです…抵抗はやめて眠りについてください」「エンジ!!」「何する気なの!!」「人質ですよ…」「ピキッ」「…………」


「グラスプラッシュ!!」「ライトソード!!」「パーンッ!!」


「なっ!?」「メモリテイク…」「はっ!…あ…………あ…………」「メモリテイクは記憶を抜き差しする超能力…彼は何もかも忘れて廃人になりました」「おい!メギア!!」


「あ………あぁ?」「まさか…喋れないのか!?」


「彼は0歳児同様…教養も全て失った…残りは1、2、3…む!?天上悠画は!?」


「ワープ!!」「は!?」「オンリーワン!!」


「うぐっ!?」「人質がどうなってもいいのか!!」「おい!!恋人を………人質って…言うなああああ!!」「ぐっ…う………」「ディロンさん!?」「(あの女…エンジに惚れ込んでるな…人質って最初に言った時…怒っていた好きな人…エンジと居ることだけが満足………って事は人質としては使えないからいくらでも攻撃できるな…守らなくちゃいけないけど…)グラス・コピー」「イン・ボイス!!」「パーッ」


「う!?耳が!」「パーンッ!」「はっ…」「ユウガ!!」「スキン!!」「ぐぅっ…ザ・ボイ…」


「スキン!!」「むぐ!?…」「言わせないよ!」


「ライトソード!!」「ワープ!」「グシャアアアア」「は…」「隙だらけだ…剣の男」「(キンギラッシュがやられた…賢人さんが来ていれば…………自分は声が超能力の発動条件………ほぼ無力化…ディロンは気絶、リーダーのアゲスパーさんは記憶を取るだけ…攻撃には使えない………詰み、ですか………)」


「狩人(ライオンマスター)!!」




つづく

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