1
第1話
────────────
────────
「はぁっ…っはぁっ」
とにかく走り続けてかれこれ20分くらいだろうか。
普段運動をしていない私にとっては過酷すぎて、通りかかった公園のブランコへと座って息を整える。
息が苦しい、走り過ぎた。
まだ12月の真冬は、漏れた溜め息すら白くなって空気中に消えていく。
かじかんだ手をぎゅっと握り締めて、辺りを見渡す。
ここ、どこだろう。わけも分からないまま走ったから帰り道も分からないし最悪だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます