エピローグ

 これは、殺し合いの日々への前日譚プリクエル

 私たちだって冗談で、殺されてもいいなんて言っていたわけじゃあない。

 貴女は本当に、それを望んだ。


「貴女の人生を私に捧げてほしい」


「私が秘密裏に主催するプロジェクトに参加してほしい。命を落とす可能性だって低くない、今の仕事も辞めてもらうことになるし、つらく苦しい思いをさせるでしょう。嫌なら断ってくれて構わない」


「そのプロジェクトに優勝したら、ほしいものをあげる」


「永遠や魔法といった不可能は無理だけれど、叶う限りのものはあげる。もしも望むならば――『愛』をあげる」


 …………ああ。

 貴女のその願いを、断る理由なんて、一つもなかった。


 貴女の愛を頂けるのならば。

 愛しているから。愛されたいから。

 私たちは、自分の命を懸けてでも、貴女に尽くします。



◇◆◇



 闇村さんは、フェアレディ。

  ―15ガールズバトルロイヤル・プリクエル―


        END



◇◆◇





【あとがき】

 最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!


 四人のこれからの未来のお話、そして闇村さんの正体とは一体何なのか? 物語は本編に続きます。

 本編の執筆、頑張ります。またお目にかかれることを心より願っております。

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闇村さんは、フェアレディ。―15ガールズバトルロイヤル・プリクエル― 幸村思信 @sakura_sugoude

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