魔導探査士 -UNKNOWN STAR-
四角さんかく
魔導探査士になりたい
4xxx年--
長らく正体不明とされていた宇宙の大半を占めるダークマターが「魔力の源」であることが判明。
文明技術の発展により、人類はAIデバイスを用いて夢に見た「魔法」を使用することができるようになった。
魔法が発達した結果、科学だけでは不可能であった宇宙の探索が可能となり、宇宙を探索する職業「魔導探査士」が人気の職業となった。
◇
魔法を使うことが当たり前となった魔法近代。
旧時代では水を飲むのに川や雨などを清浄して飲んでいたとのことだが、
魔法近代では、AIデバイスを用いて魔力から水を出して生活している。
昔は水を飲むのにもお金を払っていたと聞くが考えられない。
僕はカミュ・ミルーム12歳。将来の夢は魔導探査士になることだ。
魔導探査士になって、宇宙を探索しあらゆる不思議を発見したい。
実例を出すと…
・ダイヤモンドでできた生物がある
・二酸化炭素を取り込んで活動している生物がいる
・溶岩の中を泳ぐ生物がいる
など旧時代では考えられないことを魔導探査士は発見してきた。
魔導探査士になるには15歳から入学できる国立魔導学校に入学しなければならない。
国立魔導学校は倍率10000倍の5年生の学校であり、卒業率25%の超難関校である。
1~3年次は座学や魔法実行の練習
4~5年次は宇宙に出てOJTを行う。
AIデバイスがあるとはいえ宇宙では的確な魔法実行が必要となり、生活で使うような魔法とはレベルも違う。様々な環境に応じて緻密な魔法実行をしなければならない。
魔法実行をしくじる=死 である。
魔導学生は絶対に死にたくはないので、死に物狂いで勉強をする。
OJTでは太陽系の惑星を探索することが決まっている。
僕は火星の地下に行って、火星生物をこの目で見てみたいと思っている。
(とはいえ、まだ魔導学生でもないので夢なのだが…。)
魔導探査士になるために、できることを全部やる!
勉強、運動、魔法訓練——どんな苦労でも乗り越えてやる!
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